ある日、5人の男に暴行されたマーク・ホーガンキャンプ(スティーヴ・カレル)は、瀕死の重傷を負い、9日間の昏睡状態に陥る。 目が覚めたときには自分の名前も覚えておらず、歩くことさえできない状態であった。 脳に障害を抱え、襲撃の後遺症(PTSD)に苦しむマーク。 まともなセラピーも受けられないなか、治療代わりに彼が始めたのはフィギュアの撮影だった。
自宅に作った空想の世界 “マーウェン” では、G.Iジョーのホーギー大佐と5人のバービー人形が、迫り来るナチス親衛隊と日々戦いを繰り広げていた。 そんななか、マーウェンの写真は世間に評価され始め、ついにマークの個展が開かれることになる。
やがて、マーウェンで戦う勇気を与えられたマークは、避けていた暴行事件の裁判で証言しようと決意するのだが…
これはなかなかえぐい作品、そして変わった作品でした。
監督はロバート・ゼメキス、なんと言っても 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%D0%A5%C3%A5%AF%A1%A6%A5%C8%A5%A5%A1%A6%A5%B6%A1%A6%A5%D5%A5%E5%A1%BC%A5%C1%A5%E3%A1%BC ですよね。近作としては 「マリアンヌ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14740832.html となります。
主演はスティーヴ・カレル、「ビューティフル・ボーイ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15936084.html が近作です。 辛いお話の作品でした。
ニコル役はレスリー・マン、「フィリップ、きみを愛してる!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15203499.html を記事にしています。
物語は、自宅の庭に “マーウェン” という世界を作り、それを写真に撮っている男のお話です。 彼の名前はマーク、彼は昔の記憶は一切無くなっています。 それは酒を飲んだ時に暴行を受け、瀕死の重傷を負ってしまったのです。 結婚していたことも、昔の仕事も全部なくなり、今は重度のPTSDを追い、必死に自分の世界で暮しています。
しかし犯人達の量刑が決まる最終判決の日に出席をするよう、検事に言われていますが、彼はそれが一番辛いことなんですね。 そんな時、迎えの家に独身の綺麗でやさしい女性・ニコルが引っ越してきました。 一目惚れをしたマークは、さっそく彼女の人形を購入し、マーウェンに新しいメンバーとします。
そして彼女は特別な存在になっていき、マーウェンでも同じでした。
しかし彼は、すぐに幻影が見えてしまいます。
今作は、人形をベースにした空想のシーンをCG処理で行っていて、ちょっと驚きの展開なんですね。 でもそれは彼の頭の中のお話なんですね。 敵はナチなんですが、実はそれは暴行を受けた5人の犯人なんですね。
そして彼を守る女性たちは、いろいろ怪我のあと知り合った女性たちがモデルで、屈強の女戦士なんですが、その中に一人架空の魔法使いの女性、人形がいるんですね。 彼は実はその存在に支配されているんですね。
変わった作品で、監督の過去作のオマージュもありますし、面白いし考えさせられる秀作です。