東京都下の調布市に住む6人の若者イシハラ(松田龍平)、ノブエ(池内博之)、ヤノ(斉藤陽一郎)、スギヤマ(村田充)、カトウ(近藤公園)、スギオカ(安藤政信)らは、定期的にカラオケ・パーティーを開く仲間。 音響機材からコスプレにまでこだわった筋金入りのパフォーマンスを、内輪で楽しんでいる。
ある日、極度に警戒心が強くいつもナイフを持ち歩いているスギオカが、道ですれ違った買い物帰りの主婦を殺してしまう。 その主婦の名はヤナギモトミドリ(内田春菊)。彼女はメンバー全員がミドリという名の親睦会 「ミドリ会」 に入っていた。
イワタミドリ(鈴木砂羽)、ヘンミミドリ(岸本加世子)、スズキミドリ(樋口可奈子)タケウチミドリ(森尾由美)、トミヤマミドリ(細川ふみえ)ら、ミドリ会のメンバーは、これは自分たち 「おばさん」 を馬鹿にしたガキの犯行だ、と激怒。
死んだヤナギモトを弔うために、また踏みつけられた自分たちのプライドを回復するために、犯人を見つけ出し復讐することを誓う。 こうしておばさんとガキの血で血を洗う壮絶な戦いが始まった……
題名からすると全く違うお話ですね。
そして岸本加世子、「先生と迷い猫」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13558071.html が近作ですね。
物語は、遊びのような感覚で、スギオカが起こした殺人事件、これによって、ミドリ会と、カラオケ仲間の若い男性グループのいがみ合いのお話です。 いやもうこれは戦争ですね。
カラオケで、昭和歌謡を、時には女装しながら歌い踊る6人、結構本格的に歌いこんでいるんですね。 しかし暇で面白いことをする若者たちは、イシハラはヘンミミドリにSEXを要求したり、しかしそんなことを超えた殺人を起こしたのがスギオカでした。
殺されたのはヤナギモトミドリ、いきなりのどを切られて、横に捨てられてしまう残酷さ、しかしスギオカは罪の意識なんかありません。 いよいよ殺すことをしたことを却ってもちはやされる、狂った感情の6人でした。
そしてミドリ会のメンバーが復讐を誓います。 そして殺し合いに発展していくんですが。
今作は題名からは全く予想のできないバイオレンス作品ですね。
どちらかというと、ミドリ会を応援したくなりますが、最後はとんでもない結末でしたが。