内向的な青年ジョナサン(アンセル・エルゴート)は、毎朝7時に起き、ランニングをした後、パートタイムの仕事へ行く。 帰ってくると1人で食事を取り、毎夜7時までに就寝する。 その規則正しい生活は、毎日変わらず、同じように繰り返されていた。
実は彼は、一つの身体に二つの人格を備えていたのだ。 もう1つの人格は、ジョナサンと正反対な性格のジョン。 彼らは、ナリマン博士(パトリシア・クラークソン)の手により、脳内にタイマーを埋め込み、互いがきっちり12時間で切り替わるように設定していた。 毎夜7時から午前7時までがジョンの時間だ。
嘘はつかず、何でも話すことをルールに、2人はビデオメッセージを通して、些細で取るに足らないようなことまで日々の行動について逐一報告し合っていた。 他人との交流を最低限にとどめるなど、日々の生活は制限されてはいるものの、彼らの生活は順調のように見えた。
しかし、ジョナサンは探偵のロス(マット・ボマー)を通じて、ジョンがエレナ(スーキー・ウォーターハウス)という女性と密かに交際にしていることを知る。 これをきっかけに、2人の関係に狂いが生じてゆく……
これはなかなか面白かったです。
監督はビル・オリヴァー、初監督作品となります。
主演はアンセル・エルゴート、「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15770927.html が近作ですが、なんと言っても 「ベイビー・ドライバー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15103193.html ですよね。
そしてスーキー・ウォーターハウス、上記に作品にも出演していますし、「フューチャーワールド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15593619.html 「高慢と偏見とゾンビ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14465313.html に出演しています。
そしてナリマン博士役でパトリシア・クラークソン。「メイズ・ランナー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%E1%A5%A4%A5%BA%A1%A6%A5%E9%A5%F3%A5%CA%A1%BC に出演していました。
物語は、違う人格が入っている青年の物語です。 ジョナサンは、他人とはあまり関わらない、そしてあまり笑わない、几帳面な性格。 しかし夜に現れるジョンは、自由奔放で社交的、正反対の性格の二人が同じ体にはいっています。
そしてきっちり12時間で入れ替わるのですが、その操作をしっかり管理するナリマン博士に、定期的に診断をしてもらっています。
幼いころに彼に出会った博士は、親身になって二人とも生かそうと、タイマーを体に埋め込んだのでした。 しかしほんの数分狂ったことから、いままできっちり守られていた二人の生活の歯車が少しずつ狂っていくんですね。
そして、ジョンになにか秘密を感じたジョナサンが、探偵を雇って調べると、なんと彼女が映っていました。
今作は、なかなか面白い設定で、ジョナサン側を主に映し、ジョンはモニター越しでしか映らないんですね。 お互い全く違う職を持って活動しています。 しかし兄弟なのか、双子なのか、さらには隠された過去も明かされていくんですね。
演技自体も難しいと思いましたが、多重人格って、なかなか題材としては面白いんですよね。
ジョナサンは昼に
ジョンは夜に活動
しかしジョナサンは探偵を雇い
ジョンの彼女を突き止める
二人を管理するナリマン博士