幕末の京都。 そこは尊皇攘夷を叫ぶ長州や薩摩脱藩志士が、新撰組や見廻組と血で血を洗う抗争を繰り返していた。 そんななか、親の残した借金から逃げるように長州を脱藩した清川多十郎(高良健吾)は、かつての尊皇攘夷の夢もどこへやら日々の糧を得るのが精一杯という生活を送っていた。
居酒屋 「満つや」 を切り盛りするおとよ(多部未華子)は、同じ長屋の住人で店の用心棒でもある多十郎に好意を寄せているが、多十郎はそれに気づかない。
最近時代劇の劇場作品は減りましたね。
多部未華子は「トラさん~僕が猫になったワケ~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15877851.html 以来の出演です。
物語は幕末が舞台です。 長州藩が薩摩と手を結ぶ直前、坂本竜馬が暗躍している時、だから長州藩の桂小五郎は、京の町を逃げ回りながら、必死に時代を動かそうとしていますが、新撰組の追っ手が厳しく、仲間をだんだん失っていくんですね。
そこで長州藩の脱藩組は多十郎の居所を見つけお願いに来ます。 しかしすさんだ生活の彼は、心まですさんでしまっていました。 しかしどんどん脱藩浪人は殺されていき、そしてそこに、腹違いの弟が長州から脱藩して京に来ます。 さらに多十郎も、狙われるんですね。 それは飲み屋のおとよを助けた事がきっかけでした。
今作は、ベテラン監督ならではのシーンが多くありますね。 高良健吾くんの切りあいシーンはたっぷりとクライマックスで見せてくれます。 新撰組だけが京都で当時目立っていただけでなく、京都奉行所も意地を見せていたのはなかなかあまり知らないことでしたが。
そろそろ上映は終わってしまう都内、最後に滑り込みでした。
絵を描いて多少の食い扶持を稼いでいる多十郎
そんな中長州から脱藩浪人が加勢を頼みに来る
腕は衰えていないが
そしておとよを助けたことから
義弟も巻き込んでしまう