anttiorbの映画、映像の世界

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世界は今日から君のもの


高校生の頃から5年の間引きこもった小沼真実(門脇麦)。 父の英輔(マキタスポーツ)と母・美佳(YOU)は離婚し、父と暮らす真美は自室で好きな漫画やイラストをひたすら正確に模写することで現実逃避していた。
やっと働き始めたバイトも、ミスが多く首になってしまい、再び引きこもりのなってしまう。 訪ねてくるのは幼馴染で同じ何もしていない男(岡本拓朗)だけ。 そんな真実のことを心配する父の勧めで、ゲーム会社でバグがないかチェックする仕事をすることに。
ひたすらゲームをしてバグを見つけるという、自分の世界に没頭できる仕事は、彼女には向いていると思われた。 そんな中、矢部遼太郎(三浦貴大)が担当するゲームのイラストが、修正が出来ないという問題を見て、彼女はその絵に手を加えたことから、思わぬ方向に事態は動いてしまう。
誰がこんな作業をしたのか? 矢部は相手がわからないが、ためしにまた注文をしてみると、ほぼ完璧に修正してくれる。
真実の絵の才能が見いだされるが矢部たちにとっては、誰がこの作業をしているのかがわからない。 しかしアクセスの履歴から、真実のドメインが発見され、矢部は真実に自由に描いていいゲームキャラクターのイラストを頼むことにする。
遼太郎へ淡い恋心を抱く真実は、彼の役に立ちたいとの思いから絵を描くことに向き合おうとするが…

これは中々面白かった。
監督は尾崎将也、脚本家が本業のようですが、監督作品はこれともう一作あるようですね。
主演は門脇麦、「チワワちゃん」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15843382.html で主演をしていました。

物語は、引きこもり生活から何とか外に出る事が出来つつある小沼真実のお話です。 彼女は父と二人暮らし、収入も安定していそうな母よりも、リストラされ、新しい職場で苦労している父のほうと生活をしています。 それには彼女なりの理由はあるんですね。
しかし始めの職場はすぐに首になってしまい、今度こそといったところで彼女は、大きなきっかけを掴み始めます。 でも彼女の才能が開花するにはまだまだ段階があったんですね。
でも知り合ったある女性と、もう一人、市役所のセミナーで知り合った少女のおかげで彼女はなにかを掴み始めます。

今作は引きこもりからニートに、そしてさらにもうひとつ違うステップに行こうとする女性、中々そのきっかけが難しいと思いますが、彼女はそれが模写でした。 自分の創作力まではたどり着けないんですが、修正は、模写には才能がある事がわかります。
ラストシーンで 「一歩ずつ」 という彼女の言葉に大きな成長を感じさせるほっこり作品でした。

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離婚した二人

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そして新しい職場で

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絵の才能が認められ

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任されるが

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画けなくなってこの女性と知り合う

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二人は元恋人だった

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