anttiorbの映画、映像の世界

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愛がなんだ


28歳のOL山田テルコ(岸井ゆきの)は、猫背でやせ型のマモちゃんことマモル(成田凌)に一目惚れしてから5ヶ月間、自分の時間のすべてを彼に捧げてしまっている。仕事中であろうが真夜中であろうがマモちゃんからの電話にはすぐさま対応。 呼び出されたらどこにいようと駆けつけ、平日デートに誘われれば仕事をすっぽかし、クビ寸前。 親友にもあきれられている。
それでも彼がいてくれたらこの上なく幸せではあるが、マモちゃんにとって彼女はただ都合のいい女でしかなかった。 優しいが、少しでも踏み込もうとすると突如拒絶。 テルコは今の関係を保つことに必死で、自分からは連絡せず、気持ちを伝えることもできない。
朝方まで飲んでマモちゃんの部屋に泊まってから二人は急接近し、恋人に昇格できるのではと舞い上がるテルコ。 頼まれてもいないのに家事などの世話を焼いた挙句、マモちゃんからの連絡が途絶えてしまう。
それから3ヶ月後、マモちゃんから電話が入り、会いに行ったところ、マモちゃんの隣りには年上の女性すみれがおり…

なんと言ったらいいか、ダメ男とダメ女としか見えないこの作品、私が歳を取ってしまったからでしょうかね(^^)
監督は今泉力哉、「パンとバスと2度目のハツコイ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15394453.html は良かったですね。 まいまいが女優としてようやく進み始めた1作にしてくれました。
主演は岸井ゆきの、「予兆 散歩する侵略者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15242232.html が近作ですが、朝ドラに出ていましたね。
そして成田凌、「チワワちゃん」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15843382.html が近作ですね。
そして深川麻衣、上記の監督作品に出演。 主役でした。 朝ドラでは岸井ゆきのの妹役で、今作では親友役でした。
そして今作の一番の注目は若葉竜也です。「パンク侍、斬られて候」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15589222.html に出演していましたが、彼が今作のキーマンですね。

物語はアラサーになった女・テルコが一人の男に夢中になってしまうんですね。 でも付き合っているわけではなく、便利に使われている感じ。 でもお呼びがかかるとうれしくて、甲斐甲斐しく世話をしにいく。
一方テルコの親友の葉子はそんなテルコがみていて歯がゆいんですね。 彼女にも同じような呼び出せばすぐに来る便利な男・ナカハラがいます。 マモルを批判しながらやっていることは一緒、そんな4人で展開していきます。

今作は、私のようなおじさんがみていると、なにかじれったくて仕方がありませんね。ダメ男のマモルと、ダメ女のテルコ。 一見そう見えますが、実はこの4人誰もがそうなんですよね。 そしてこの後もう一人、ちょっと色合いが違う女性が出てきますが、彼女もまたある意味同じ穴の狢に見えるんですよね。
誰もが上手くはまらない、タイトルの 「愛がなんだ」 は、愛ではなく執着がメーンのテーマ、それが愛と思うのが、なんともじれったさが募るんですよね。

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マモちゃんに首ったけのテルコ

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葉子はそんなテルコがじれったい

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その葉子に便利な存在のナカハラ

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そして、マモルといい感じになっていると思ったが

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この女が出現

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