anttiorbの映画、映像の世界

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旅のおわり世界のはじまり

2019年作品、黒沢清監督、前田敦子 染谷将太 柄本時生 アジズ・ラジャボフ出演。

テレビのバラエティ番組のリポーターを務める葉子(前田敦子)は、巨大な湖に棲む“幻の怪魚” を探すため、番組クルーと共にウズベキスタンを訪れる。 彼女の夢は、歌うこと。 その情熱を胸に秘め、葉子は目の前の仕事をこなしていく。
ベテランカメラマン岩尾(加瀬亮)は淡々と仕事を進めるが、お目当ての獲物は網にかかってくれず、ディレクターの吉岡(染谷将太)の苛立ちは募るばかり。 ときに板挟みになりながらも、吉岡の要求を丁寧に通訳するコーディネーターのテムル(アディズ・ラジャボフ)。 その間を気のいいADの佐々木(柄本時生)が忙しく走り回っている。
収録後、葉子は夕食を求め、バザールへと出かける。 言葉が通じないなか、地図を片手に一人バスに乗り込む葉子。 見知らぬ街をさまよい歩き、迷い込んだ旧市街の路地裏で葉子は家の裏庭につながれた一匹のヤギと出会う。 柵に囲われたヤギの姿に、彼女は不思議な感情を抱くのだった。
相変わらずハードな撮影が続き、首都タシケントでの撮影終わり、恋人に絵葉書を出すため一人で郵便局へと出かける葉子。 広い車道を渡り、ガードレールを乗り越え、薄暗い地下道を通り抜け、やがて、微かに聞こえてきた歌声に誘われ、壮麗な建物に足を踏み入れる。 そこには細かな装飾を施された部屋がいくつも連なっていた。
まるで白日夢のようにそれらを巡る葉子が最後の部屋の扉を開けると、目の前には大きな劇場が広がっていた…

これは良い意味で黒沢監督らしくない、深いテーマもある作品でした。
監督は黒沢清、近作は 「散歩する侵略者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15135212.html となりますね。 スピンオフというか、前日譚作品も面白かった。
主演は前田敦子、結婚、出産という怒涛のサプライズを見せてくれた彼女ですが、でもこれから女優としてはもっと大きくなっていく、今作ではさらに感じさせてくれました。 でも女子高校生役の 「町田くんの世界」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15975755.html も良かったですね。 コスプレ感満載ですが。
そして染谷将太、「パラレルワールド・ラブストーリー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15970358.html が公開中です。

物語は、歌手としてまだまだ知名度の無い葉子はバラエティ番組のリポーターとしてウズベキスタンにロケに行きます。 それも、幻の怪魚を追うといういかにもキワモノ番組の。
ただ、それ以外にも撮れ高を目指して、ウズベキスタンで奮闘する撮影隊、しかし肝心の幻の怪魚が一向に手ごたえが無く、漁師からは、女性がいるせいなので、気が乗らないとまでいわれてしまいます。 通訳件コーディネーターのテムルが何とかとりなそうとしますが、行き詰ってしまいます。
そしてヤギを見つけ、ヤギを自然に帰すロケや、葉子自信も奮闘しますが、ある劇場に迷い込んだ彼女に不思議な間隔が宿ってきます。 そしてテルムからその劇場に関する日本人との関係を教えてもらうんですが。

今作をみると、日本人ならこの国に行ってみたいと思わせますね。 なかなかサッカーでアジアのライバルという位置づけでしか知らない国ですが、実は大の親日国なんですね。 それは映画を見ていただけるとわかりますし、この映画だけで無く今いろんなところで特集が組まれています。
そしてあっちゃんの歌声が久しぶりに聞ける作品、時間ができたら歌手としての活動もできるんでは? レッスンは続けていて欲しいなあと思う歌声が聞けますよ。

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ウズベキスタンに来た葉子

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クルーは幻の怪魚を撮影に

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しかし、撮影は難航する

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そして夕食を買いに行った時

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ヤギと出会い、題材にしようと進言する

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