anttiorbの映画、映像の世界

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チワワちゃん

2019年作品、二宮健監督、門脇麦 成田凌 寛一郎 玉城ティナ出演。

ミキ(門脇麦)は、ニュースを見て女性が東京湾でバラバラ遺体となって発見されたことを知る。 女性の名は、千脇良子(吉田志織)。 千脇さんは20歳で、都内の看護学校に通う生徒だった。 だが、ミキにとっては身に覚えのない名前であったし、このニュースを聞いて思うところも何もなかった。
だが、その千脇良子が自分の良く知っている “チワワちゃん” だと分かり、ミキの心に言い表せない複雑な思いが溢れ出す。
チワワちゃんとミキが初めて出会ったのは、ミキが仲間たちとのたまり場にしているミュージックバーにやって来たときであった。 以前から恋心を寄せていたヨシダ(成田凌)が、自分の新しい彼女だと言って連れてきたのがチワワちゃんだったのだ。
2人が付き合っていることはなんとなく面白くないのだが、仲間と飲んで騒いで、踊ってバカ騒ぎするのは楽しく、そんな日がずっと続くのかと思っていた。 だが、そんな気持ちをよそにあっさりとチワワちゃんは仲間たちと離れ、1人だけ日常からはずれていく。
そして、知った衝撃的なニュースの内容。 ミキは、仲間たちとチワワちゃんを偲ぶために再び集まった。 しかし、あれだけみんなと仲が良く、マスコット的な存在であったはずなのにチワワちゃんについての認識が全員違っている。
一体、“チワワちゃん” とは何者だったのだろうか・・・

短編集が原作のようですが、いくつかの短編の集約した感じなんでしょうか?
監督は二宮健、作品を見るのは初めてですね。
主演は門脇麦、私が記事にした近作は 「サニー/32」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15396780.html ですね。
そしてチワワちゃん役では吉田志織、私は彼女の出演作を見るのは初めてのようです。

物語は、バラバラ殺人事件が起きたところから始まります。 何気ない凶悪殺人事件、でも一般の人には本名ではピンときません。 しかし “チワワちゃん” という事がわかり、彼女の家族、そしてミキを始めとした友人達は驚きが広がります。
チワワちゃんは、彼女達の間ではいきなり現れ、どんどんのし上がっていき、そしてあっという間に死んでしまった不思議な子、でも世間でもそこそこ知名度があったので、ミキのところに雑誌の取材が来ます。 そして彼女も仲間に彼女の事を聞きに回っていきます。
しかし一人だけなかなか連絡がつかない人物がいるんですね。

今作は、猟奇的な殺人事件が起きたことで、その犯人捜しかと思いますが、そうではないんですね。 題名通り、チワワちゃんの実態に迫っていくお話です。
だからサスペンスではなく、ドラマになっています。 でも彼女の多面性が、一人ひとりに与えた印象が、ぜんぜん違うのがなかなか面白かったです。

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ある日吉田が連れてきたのがチワワちゃんだった

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そしてチワワは600万を盗む

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そして仲間と

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たった3日で

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使い切ってしまう

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そして死んだチワワのことの取材を受けるミキ

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