anttiorbの映画、映像の世界

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バースデー・ワンダーランド

2019年作品、原恵一監督、松岡茉優麻生久美子 東山奈央声の出演。

その日アカネ(声:松岡茉優)は学校に行きたくなかった。 おなかが痛いと仮病を使って、母のミドリ(麻生久美子)から何とか了解を取り付け寝ていたが、お腹がすいて下に下りてきた。
母は、もう良くなったらしいと思い、アカネの誕生日のプレゼントを貰いにおばのチィ(杏)の家にお使いに行かされる。
チィはお店をやっているが、怪しいものを売っている謎のお店だった。 ひとりお客がいて、なにか売りつけられていた。 気に入ったらお金を払ってくれれば言い、そういわれてその商品を持って帰る男性客。
なにかプレゼントがもらえると持っていたアカネだったが、そんな話はミドリから聞いていないと思っていたその時、目の前で地下室の扉が突然開く。 そこに、謎の大錬金術ヒポクラテス市村正親)とその弟子・小人のピポ(東山奈央)が現れる。
2人はアカネに、私たちの世界を救ってほしいと懇願する。 自分に自信がないアカネはできないと断るが、好奇心旺盛で自由奔放な叔母チィに促され、骨董屋の地下の扉から繋がる “幸せ色のワンダーランド” へ無理やり連れて行かれてしまう。
そこは、時空を操るクモやまん丸でモコモコの羊、巨大な鳥や魚と、アカネたちとそっくりな人たちが暮らす世界で、“色が失われる” 危機に瀕していた。 色を作る水を守るため、アカネはワンダーランドの救世主となり、チィやヒポクラテス、ピポと共に、色とりどりの町を巡るのだった・・・

壮大なSF抒情詩の裏で、可愛いアニメーションが公開されています。
監督は原恵一、「百日紅~Miss HOKUSAI~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13050108.html 以来の劇場作品ですね。 監督といえば、あの 「クレヨンしんちゃん」 の名作2本 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14876202.html https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14874063.html が有名ですよね。
声を当てているのは松岡茉優、「万引き家族」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15552489.html アニメでは「映画 「聲の形」」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14436450.html で小学生の男子をしていました。
そしてチィちゃんの声は杏、監督の前作でも声の参加をしていました。 実写作品は「オケ老人!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14552565.html となります。

物語は、ある日お店の地下室の扉が開き、そこが別の世界に繋がってしまうお話です。 アカネはその世界が求めていた“救世主” だというんですね。 もちろんいきなりそんなことを言われてしり込みをするアカネですが、チィはそんな世界に憧れを持っています。 もちろんチィは、店に置くなにか良いものがないかということもしっかり考えているようで、なにか荷物を多くもって行きます。
その世界はなんとも長閑で暖かい雰囲気を持った世界でした、今住んでいるなんでも便利な世界とは大違いなんですね。

今作は、私が好きな別世界を旅するパターンです。 あちらの世界では錬金術師と魔法使いがいます。 でもこちらとは違い便利なスマホも、パソコンもありません。
しかしなにかこちらの世界の人間が忘れ去ったものがいっぱいあるんですね。 展開はそういう世界でのお話なんで、ゆっくりのテンポで流れて行きますが、クライマックスの爆発は見事だったと思います。

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仮病を使って学校を休んだアカネ

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母にお使いを頼まれる

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そこに地下室から現れた

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弟子のピポと一緒にあちらの世界へ

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そしてこの世界で暴れる二人

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