anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

戦慄病棟

2015年作品、マーカス・ニスペル監督、ケリー・ブラッツ ブリタニー・カラン ブレット・ディーア ゲイジ・ゴライトリー スティーヴン・ラング出演。

エクセター児童院が設立された当初の目的は、知的障害児や精神障害児を教育し、社会に送り出すというものだった。 1916年の創立以来、入院児童は急激に増加し、それに伴って子どもたちの虐待や放置が蔓延し、まるで刑務所のような状態だった。
子どもが死ぬという悲劇も日常的に起き、児童院では施設内に墓地を作って埋葬し、土地が不足すると火葬場を建てた。 本来救われるために入院したはずの子どもたちが、見捨てられて、殺されていた。
ある時その病院で火災が発生し、それがもとで病院の内部事情が外部に洩れ、重大な人権侵害により、施設は1970年代の後半に閉鎖されたが、現在でもなお、噂では施設内に子どもたちの幽霊がさまよっているとのことだ。 今は廃墟と化した元精神病院は、教会のすぐそばにあり、教会のチャールズ・コンウェイ神父(スティーヴン・ラング)が廃墟の管理をしていた。
ボランティアで働く高校生のパトリック(ケリー・ブラッツ)は、コンウェイ神父に全幅の信頼を寄せられていた。コンウェイ神父はパトリックに、州立大学への受験を勧めたが、パトリックは進学するつもりはない。
ある日、パトリックの友人男性・ドリュー(ニック・ノーデラ)が「パーティーしようぜ」と言い出す。 最初はドリューは 「スリラー映画見ようか」 と言っていたのだが、話題が廃墟の精神病院になって、そこでパーティーをしようとドリューが言いだす。
パトリックは必死で止めたのが、ドリューがSNSで呼びかけて、その夜、あっという間に廃墟は若者たちでいっぱいになってしまう。
ロリー(マイケル・オームズビー)を除き、みな18歳~19歳ほどの若者で、パトリックは初対面のレイン(ブリタニー・カラン)に惹かれる。 レインはこの地域に住んでいないが、家族に会いにやってきた。
ノウルズが持っていたiPADで、この精神病院についてアップされている動画をチェックすると、ニュースで「エクセター児童院では、悪魔祓いまがいの体罰も行なわれていた」 「患者は行方不明で、電気ショック療法の痕跡があり」 「神父は 『ロックと黒魔術』 が火事の原因だと述べた」 という情報が得られた。 いずれもパトリックの知らないことだった。
悪魔祓いについての話から、空中浮遊の話になり、ノウルズが 「信念は肉体に宿るから、空中浮遊も不可能ではないかも」 と言い出す。 全員で試してみようということになり、パトリックの弟・ロリーが被験体になった。
空中浮遊の儀式もすべて、ネットに記載されている情報どおりにやってみる。 しかしだんだん高じて恐ろしいことになっていく・・・

「パトリック  戦慄病棟」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14609247.html という作品がありますが、全くの別物ですね。
監督はマーカス・ニスペル、2009年版の 「13日の金曜日」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4439517.html を撮っています。
主演はケリー・ブラッツ、テレビ作品に多く出ているようです。
ブリタニー・カランも初めて見ます、彼女もテレビ作品に多く出ているようです。
スティーヴン・ラングは、「移動都市/モータル・エンジン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15894383.html に出演していました。

物語はいわくつきの児童院の恐ろしいか子が引き起こす、呪いのお話です。 もちろんそこは都市伝説の格好のねたになり、怖いもの知らずの若者の遊び場になっていくんですね。
パトリックは神父からの信頼がありましたが、悪友達を止められず、この廃病院にやってきてしまいます。 そして何とはなしに儀式のようなことを行ってから、その中の一人に異変が起きてくるんですね。
そしてなぜかここから出られなくなる少年少女たち。 そしてどんどん異変が続いていきます。

今作は、怨霊が出るというより、悪魔付きですね。 ただ、キリスト教の悪魔ではなく、ここに巣食った恨みという感じです。 意外に怖くて残酷なんですよね。 お勧めの部類ですね。

イメージ 1
廃病院で儀式を行い

イメージ 2
ロリーが何かに獲り付かれる

イメージ 3
物凄い力で暴れるロリー

イメージ 4
そして悪魔祓いを行うが

イメージ 5
そして出口を求めて

イメージ 6