オーエンズ牧師(カイル・セコー)率いる極右政権NFFAが支配するアメリカ。 政府は犯罪抑制の最終手段として、新たな法律 “パージ” を施行。 これは、1年のうち12時間だけ、政府や警察が活動を停止し、殺人を含めたあらゆる犯罪が合法化されるというものだった。
その結果、全米の犯罪率が1%未満にまで低下するという目覚ましい成果を挙げ、政府はパージこそがアメリカを偉大にしていると容認していた。 だが、パージは貧困層や弱者を排除しようとしていると訴える無所属のローン上院議員(エリザベス・ミッチェル)らの台頭により、今や国内は賛成派と反対派に分断され、その是非を問う大統領選が進行中。
両陣営が激しく争う中、世界の運命を左右する新たな12時間が幕を開ける。 警察も病院も機能しないパージの夜。 NFFAの暗殺計画からローン上院議員を守るため、レオ(フランク・グリロ)は護衛係を務めていた。
しかし、潜んでいた裏切り者の手によって、2人は暴力と混沌に満ちた首都ワシントンD.C.の路上に放り出されてしまう。 怪しげな武装集団に追われることになったローンとレオ。 果たして2人は、無法地帯と化した12時間を生き延びることが出来るのか……?
3作目となります。
監督は引き続きジェームズ・デモナコ。
そしてフランク・グリロが引き続き出演、今回は大統領候補の女性議員を護衛する役ですね。
ローン候補役はエリザベス・ミッチェル、ちょっと懐かしいですが 「オーロラの彼方へ」 に出演していました。 記事にしていないようですね。
物語は、また来るパージの日、しかしアメリカは二分され始めています。 今までのパージの殺戮に反対する力が、いろんなところで立ち上がり始めます。 政治の世界では無所属のローン上院議員が、そしてNFFAに反対するギャング集団が。
しかし、ローンの存在が邪魔だということでNFFAは、このパージを利用して、ローンの暗殺を計画します。 至極当然の行動ですが、それを護衛するのが前のパージの時に復讐を思いとどまったレオでした。
厳重な警戒をしていたレオたちでしたが、NFFAはローン陣営にスパイを潜入させていたんですね。
今回はNFFAの政権を何とか覆すお話ですね。 ローンは選挙戦まで生き残れば勝てるという手ごたえがあるんですが、問題はパージの夜なんですね。 ここをどう生き残れるかがポイントとなります。
二人以外に、雑貨店を営んでいる黒人店主ジョーや、従業員のマルコスローンと出会い助けていく人間が多く登場して、反パージへ突き進んでいくのは面白いのと同時に、パージに参加したり見物に来る海外からの観光客? もいるのには驚きですが。
そして新作が公開されます。