そんなある日、漂は王都の大臣・昌文君(高嶋政宏)によって召し上げられ、王宮へ。 信と漂は別々の道を歩むこととなる。
だが、王宮では王の弟・成(本郷奏多)によるクーデターが勃発。 戦いで致命傷を負った漂は、何とか信のいる納屋に辿り着き、“お前に頼みたいことがある” と告げる。
血まみれの手に握られていたのは、ある丘に建つ小屋を示す地図だった。 “今すぐそこへ行け” と言い残して力尽きる漂。 泣き叫びながらも、信は漂が手にしていた剣と地図を握りしめ、走り出す。
政に瓜二つの漂は、政の身代わりとなって命を落としたのだ。 激高する信だったが、国を背負う政の強さと漂の意思を受け止め、政と共に行動することを決意。 2人は王宮を奪還するため立ち上がる。 だがそれは、政にとっての第一歩に過ぎなかった。
戦乱の世に終わりをもたらす中華統一。 未だかつて誰も成し遂げたことのない夢を、政は心に秘めていた。 信は天下の大将軍を、政は中華統一を。 その夢の前に横たわるのは、途方もない修羅の道。 若き2人の戦いが幕を開ける……
原作ファンが多いこの作品、実写化はどうだったでしょうか?
監督は佐藤信介、「BLEACH」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15618274.html 「いぬやしき」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15481600.html 原作漫画、アニメの実写化には定評のある監督ですね。
橋本環奈も出演、近作は 「十二人の死にたい子どもたち」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15850838.html にはシークレットな役で出演していました。
物語は、中国の春秋戦国時代のお話。 後に初めての中華統一をする秦は、まだ西方の一国に過ぎませんでした。 さらにこの国はいま内乱の時期になってきていて、弟が兄を廃し国王を狙うクーデターが起こっています。
それに巻き込まれた二人の少年、信と漂。 奴隷の身として生まれた二人は、剣を鍛えてのし上がることを目指し、末は大将軍になる目標を立てます。 そして漂がまず召抱えられたんですが、これもある目的の為でした。
今作はとても強い原作があるからこその実写化ですね。 またキャストもしっかりとキャスティングされており、今後の続編が期待される邦画ですね。 舞台は古代中国ですが、日本人キャストがピタリと嵌るなかなかの仕上がりです。
そしてなんと言っても後半に登場する楊端和ですよね。 あの美しい女優が演じてもう大きな話題になっていますが、彼女を見るだけでもおつりが来ます。
これは5部作くらいでじっくりと、はしょらないで画がいて欲しいですね。
夢を持つ二人
そこに現れた昌文君が漂を召抱える
それは国王・政の身代わりだった
クーデターを起こした成
そして山の王・楊端和を訪ねる
仮面の下は美しい女王だった