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殺人鬼を飼う女

2019年作品、中田秀夫監督、飛鳥凛 大島正華 松山愛里 中谷仁美出演。

ビストロでギャルソンとして働くキョウコ(飛鳥凛)には、ある秘密を抱えていた。
彼女は幼少期、自身に性的虐待を繰り返していた義父を殺したのをきっかけに生じた、3人の別人格とともに20年もの月日を生活してきたのだった。
キョウコを愛し男を嫌悪するレズビアンの直美(大島正華)、男好きでキョウコの母親・友香里と同じ名を持つゆかり(松山愛里)、彼女が義父を殺した時のように幼いままのハル(中谷仁美)、そして気弱な主人格のキョウコ。 共存し互いに助け合うことで続けれてきた三人の別人格との生活を、キョウコは周囲に対してひた隠しにしてきた。
ある日、キョウコは引越し先のマンションで偶然隣人となった、憧れの小説家・田島冬樹(水橋研二)と知り合う。 ファンであることを明かした彼女は、冬樹に彼のデビュー作であり唯一読んだことのなかった小説 『私のなかの私』 を貸してほしいと頼む。
それは、キョウコと同じく多重人格者である主人公の女性が苦難を経たのちに愛する人と出会うという物語であり、冬樹が主人公の女性に恋しながら執筆した思い入れの強い作品だった。
しかし、冬樹から小説を受け取った直美が小説を捨ててしまったことで、理由を明かすことができないキョウコは冬樹を怒らせてしまう。
その後、消沈しながらも働くキョウコの元に、金をせびりにきた母親の友香里(根岸季衣)が現れる。 強権的な母親との再会に怯えるキョウコに対し、直美は 「男からも、母親からも守る」 と彼女の体に訴えながらも慰めるのだった・・・

なかなか面白い、エロティックホラーでした。
主演は飛鳥凛、「のみとり侍」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15528176.html に出演していました。
相手役は水橋研二、「ラーメン食いてぇ!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15421884.html に出演していました。

物語は、4人の人格を宿す女性のお話です。 そのきっかけになったのは、幼少期に義父に性的虐待を受けていたことからでした。 しかしその義父を屋上から突き落とし、それをきっかけに別人格が3つ出てきたようです。
しかし4人はお互いに補完し合い、何とかここまでやってきた、ある意味団結力があるんですが、隣の小説家、そして職場の店長、さらには性格の悪い母親とその愛人の出現で、生活が波立ち、そしてとうとう殺人が起こってしまうんですね。
しかし、いままでそこまでどの人格も持っていなかった人を殺す行為、じゃあ一体誰が殺人を犯しているのか?

今作はなかなかSEXシーンがたっぷり撮ってあるんで、上映規模は少ないようですね。 でも中田監督らしい、ドロッとした心理的ホラーに仕上がっています。
現実と、幻想の境目がなかなかわかりづらい作品ですね。

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4つの人格の女性

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隣に住んでいるのは憧れの小説家

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隠していたのに職場に母が現れる

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そして、ゆかりの人格が現れ

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そして

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体に血が

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