anttiorbの映画、映像の世界

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麻雀放浪記2020

2019年作品、白石和彌監督、斎藤工 もも ベッキー 的場浩司出演。

戦後、1945年。 若き博打打ちである坊や哲(斎藤工)は、その日麻雀クラブ 「オックス」で麻雀を打っていた。
同じく博打打ちであるドサ健(的場浩司)と出目徳(小松政夫、)そして同棲しているクラブのママ・ユキ(ベッキー)との金を賭けた勝負。 その最中、哲は 「それをアガった者は死ぬ」 という迷信がある麻雀の役満役 「チューレンポートン(九蓮宝燈)」をテンパイ(聴牌)し、ついにアガリ牌を引いていく。
しかしアガリを宣言しようとした瞬間、建物に落雷が落ち、気付いた時には、哲は75年後の未来である2020年の日本に来ていた。
第三次世界大戦の勃発によって再び敗戦国となり、開催されるはずだった東京五輪も中止され、マイナンバー制度の強化による超監視・管理社会と化した2020年の日本の姿に困惑する哲。
その中で、博打ではなくゲームとしての麻雀が打てるコスプレ喫茶で働く売れないアイドル・ドテ子(もも)、彼女が所属する芸能プロダクションの社長兼マネージャーであるクソ丸(竹中直人)と知り合い、哲はスラム街にあるドテ子の家に身を寄せることになる。
ママとの関係、タイムスリップする前に打っていた麻雀の内容などを話す哲に、最初は 「コスプレイヤーとしてのキャラ作り」 と信じていなかったドテ子も次第に彼が本当にタイムスリップしてきたのではないかと思い始める。
一方、とある研究施設では、最高水準のAIを搭載したアンドロイド・YUKIが開発され、それを世界に向けて宣伝するためのイベントとして人間対AIの麻雀勝負を行う「麻雀五輪」 を開催すること、そしてAIに対抗しうる程の実力を持つ雀士を探すことが秘密裏に計画されていた・・・

ピエール瀧の件で有名になった? 作品になってしまった感がありますね。
監督は白石和彌、「孤狼の血」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15517141.html はよかったですね。 私は日本アカデミー賞作品賞だと思っていましたが。
主演は斎藤工、「家族のレシピ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15910231.html が公開中ですが、まあいろんな役をしますし、監督業もこなす、凄いの一言です。
そしてもも、「飛べないコトリとメリーゴーランド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15897680.html に出演、幻想的な役柄でしたが、今作ではしっかりとヒロイン役でしたね。

物語は、タイムスリップしてしまった哲が、飛ばされた時代は2020年。 東京オリンピックが行われるはずだった時代でしたが、しかし戦争が起き中止、日本は再び敗戦国になっていると言うことでした。 偉い人はセグウェイに乗って移動をしている時代、今とそんなに変わらないが、いきなり1945年から哲にとっては、なにがなんだかわからない。
そんな時のメイド雀荘に入ってしまった哲は、そこでももと知り合います。 彼女は一応アイドルなんですが、弱小事務所で、体を提供しながら仕事をもらう底辺のヤリマンアイドルなんですね。 しかし相手の顔を見てSEXは出来ない、いびつな性癖になってしまっています。

今作は、もちろんあの伝説のモノクロ作品 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15933537.html の続編であり、スピンオフになっています。 あれから25年たっているんで、キャストも一新、しかしさすがに重厚感は無くなっています。
ただ設定はあのまま引き継がれていますので、堪能したいなら旧作をみないと始まりません。 でもねえ・・・

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4人の対局中

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ママと同棲中だった哲

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しかし、タイムスリップ

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彼らと出会い

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この時代で麻雀を打つことに

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そしてママそっくりのAIが開発される

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