anttiorbの映画、映像の世界

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まく子

2019年作品、鶴岡慧子監督、山崎光 新音 須藤理彩 草彅剛出演。

山間の温泉街で旅館を営む両親と共に育つ、小学校五年生のサトシ(山崎光)。
最近、一気に大人びてきた女子たちや、浮気を繰り返す父親(草彅剛)の姿をみて“オトナ” や “オトナ”に自分がなっていくことが嫌でたまらないのだった。
そんなある日、離れのいろは荘の部屋に、母と娘が住み込みでやってくることになった。 娘は群を抜いて大人びていて、「子供?」 と変な話かけ方をされた。 そして彼女はコズエ(新音)といい、転校生としてやってきた。
一緒に帰ろうと、軽く話しかけてくるが、サトシはとっとと一人で走り出してしまう。 しかし彼女もついてくるのだった。 でも帰る家が同じようなものだった。 そして、サトシが行くところにどんどん付いてくる。 昔の城跡にまで付いて来るのだった。
彼女の母親(つみきみほ)はここに住み込みで娘と一緒に来たが、口数の少ない、ちょっとコズエと一緒で変わった女性だった。
そんな事情もあって、コズエと早々にワンセット扱いされたサトシは居心地が悪く、でもコズエのことを父親は綺麗な子だなあとのんきに言うのだった。
ところが、コズエはサトシに驚くべきことを言うのだった。 “自分は宇宙人だ”と・・・

不思議な作品でしたね。
監督は鶴岡慧子、作品を見るのは初めてです。 面白い作品で面白いタッチの撮り方をしますね。
主演は山崎光、「真夏の方程式」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9742765.html に子役として出ていました。
そして新音、初めて見る14歳の少女でしたね。 長身でモデルなんですが、女優としても独特な雰囲気を持っています。
そして草彅剛も出演しています。 「クソ野郎と美しき世界」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15461822.html 以来の出演ですね。

物語は温泉街で旅館を営むサトシの家に、住み込み出来た母と娘、二人のお話ですね。 サトシの母は、父の浮気を知りながら、旅館を必死に切り盛りしています。父は調理場を担当していますが、女癖が悪く評判でした。 そんな父のようになってしまう、サトシはそう考えると大人がいやでしょうがないんです。
コズエと知り合い、彼女はずっとサトシについてきます。 どこかへんな態度をするコズエ、そして彼女は衝撃的なことを打ち明けます。

今作は、SF作品かもしれませんね。 雰囲気からして、コズエの言うことは本当っぽいんですね。 でもそれが信じられないサトシ、その後のお祭りのとき事件が起きるんですが、それをきっかけにして、すべてが、集約されていくんですね。
ジュブナイル的な作品ですが、不思議な雰囲気の中、新しい出会いがサトシに訪れます。 その時のサトシの態度がなかなか清々しいです。

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サトシの旅館に来たコズエ

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コズエのオカアサン

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そして母と旅館で働く人たち

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コズエはサトシの後についてくる

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そしてだんだん打ち解けてくる二人

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そして彼女はある秘密を打ち明ける

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