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ポーラー 狙われた暗殺者

2019年作品、ジョナス・アカーランド監督、マッツ・ミケルセン ヴァネッサ・ハジェンズ キャサリン・ウィニック マット・ルーカス出演。

チリ。 引退したばかりの暗殺者がかつての雇い主:ブルート(マット・ルーカス)の手下に殺害されるという事件が発生した。 ブルートは暗殺者を雇う際に 「50歳で定年退職する際には、退職金及び年金として数百万ドルを支払う」 という契約を結んでいた。 しかし、ブルートはその数百万ドルを支払うのが惜しくなり、退職後の暗殺者を始末することにしたのである。
「暗黒の皇帝」 というあだ名で知られた凄腕暗殺者・ダンカン(マッツ・ミケルセン)は2週間後に定年を迎えることになっていた。 ダンカンは小さな町で穏やかな老後を過ごす心算であったが、かつて自分が手にかけた人間の夢を毎日のように見る有り様で、穏やかな心境で暮らせる状態になかった。 ほどなくして、ダンカンは近所に住む内気な女性、カミーユヴァネッサ・ハジェンズ)と親しくなった。 ダンカンは万一に備えてカミーユに銃の使い方を教えることにした。
そんな折、ダンカンはブルートの命令を受けてベラルーシに向かうことになった。 しかし、これはブルートがダンカンを殺すために仕組んだ罠であった。 ダンカンは自分の居場所が知られないように最大限の配慮をしていたが、贖罪のつもりで多額の寄付をしたばかりに居場所が割れてしまったのである。
その日の夜、ブルートの手下がダンカンを自宅に奇襲したが、ダンカンは何とか皆殺しにすることができた。 一息ついたのも束の間、ダンカンはカミーユが組織に誘拐されたことを知った。
ダンカンは師と仰ぐポーター(リチャード・ドレイファス)の下に向かったが、ポーターはダンカンを裏切り、彼の身柄をブルートに引き渡した。
3日間の拷問の末、ダンカンは左目を失明するに至ったが、何とか脱走することに成功した。 ダンカンはかつての恋人、ジャスミン(Ayisha Issa)の下で傷の治療と武器の調達を行った。 復讐の鬼と化したダンカンはブルートを狙うが・・・

Netflixオリジナル作品ですね。
監督はジョナス・アカーランド、未公開作品が多いですが、この作品を見たら過去作を見たくなりますね。
主演はマッツ・ミケルセン、「ドクター・ストレンジ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14710148.html に出演していましたが、いい俳優ですよね。 凄みがあるし今作のキャラはぴったりです。

物語は、なかなか厳しい殺し屋の定年にまつわるお話です。 組織では50歳で定年を迎える、そしてその後はのんびりと隠居生活を年金で送ることになるんですが、その元殺し屋が次々に暗殺される事件が起きました。
そしてダンカンもあと2週間で引退になります。
年金は小額ですが、余生を辺鄙なところで隠遁生活に入り始めます。 子犬をゆすり受け、犬の買い方の本を買い込むんですが、今までの殺しのシーンが頭に残り、思わず銃で子犬を撃ってしまうんですね。 そんな中、迎えの家に一人暮らしの女性がマキ割りをしていました。 しかし一個も割れず困っていました。
ダンカンは彼女が外出している間、全部マキを割ってあげます。 そして雑貨屋で会った際に二人は会話を交わすようになります。 しかしとうとうある集団が彼を探し始めます。 それは陰湿な企みからでした。

今作は、なかなか私の好みの作品でした。 ラストはなにか無性に切ないですね。贖罪のチャンスは彼に来るんでしょうか?

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リタイヤした殺し屋が殺される

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ブルートが年金を惜しんだからだった

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ダンカンは危険を感じ隣人の彼女に銃を教える

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ブルートにダンカンはやばいと忠告するヴィヴィアン

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いったんは捕まるが、瀕死で脱出

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そして猛反撃に

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