2006年作品、マーティン・キャンベル監督、ダニエル・クレイグ主演。
裏切り者の局長を始末するため送り込まれたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。 OOナンバーを持っていない彼は、まだ殺しをしていないと局長に言われるが、もう二人殺していると言い、一人は手下、そしてもう一人はお前といい任務を果たすボンド。
場所は変わってマダガスカル、爆弾を扱う男をマークする、諜報員。 蛇とマングースの闘い場、同僚のへまで男に感づかれたターゲットを、必死に追うボンドだったが、男は大使館に逃げ込んだ。 しかしボンドも果敢に潜入し、男を始末した。 いやしてしまったのだった。
M(ジュディ・デンチ)からは生け捕りにする命令だったのだ。 ボンドはMに大使館を爆破し、防犯カメラにとられたことでおしかりを受けるのだが、ボンドはMの家に忍び込み情報を盗み取るのだった。
ル・シッフルはポーカーの得意な男だった。 バハマに飛ぶボンドは、マダガスカルの爆弾魔に電話をした男を突きとめるためだった。 男はディミトリオス(シモン・アブカリアン)といい、妻に近づき夫の情報を取ろうとするが、夫も何者かに殺されてしまう。
しかしディミトリオスは誰かに荷物を渡そうとしているのだった。 その荷物こそ、高性能小型爆弾の入った荷物だった。 荷物を受け取った男は、新型の大型旅客機爆破をもくろんでいた。 ル・シッフルの狙いは、旅客機爆破による株価操作だったのだ。
しかしボンドが間一髪それを阻んだことで、ル・シッフルの組織内での立場が危なくなってきた。 MI6は一気にル・シッフルと勝負に出て、資金を奪ってしまう作戦に出る。 そしてボンドに白羽の矢が立った。 ボンドのパートナーとして財務省から派遣されたヴェスパー(エヴァ・グリーン)はボンドに対し遠慮のない言葉を浴びせるが、ボンドはそんな彼女に惹かれるのだった。 そして彼とのポーカー対決にボンドは向かうのだった…
「スカイ・フォール」のおさらいはまずはこの作品。 正直久しぶりに観たOO7でした。
この作品の評価は当時どうだったのでしょうかね。 掴みのアクションシーン、これは良し、空港でもアクションシーン、これも良し。 でも中盤のクライマックスのポーカーシーンから「あれっ」っていう感じで何か途中から迷走していく感じがしました。
6年前ですが、ダニエル・クレイグが物凄く若く見えるのもちょっと違和感がありました。 ただニューボンドとしての期待感は湧く感じがしましたね。
私がしばらくOO7から遠ざかったのは、Mが変わったからでした。 今年の新作もまだ女Mですね。 今回はおさらいなので覚悟を決めて観ましたが、やはり母親Mでは、マザコンボンドっていう感じがして、ちょっと「うーん」でしたね。
2時間半という尺もこの作品には長く感じました。 ダニエル・クレイグ自身好きな俳優なので、もっとうまく生かせないのか? 彼の魅力はこんなもんでは…っていうことですかね。
消化不良感たっぷりの久しぶりのOO7でした。
任務遂行のパートナー
資金をそっくりいただくという事だが
しかしなかなかうまくいかず
そして彼女と
恋に落ちるボンド