いまから少し前、病院で一人の少女を見かける小澤光輝(谷原章介)、母親に連れられて無理矢理この病院にきたようだった。 そして彼は人生に絶望していた。
周囲の誰よりもとびぬけて美しい17歳の女子高生・理央(佐々木希)は、他人をひきつけるカリスマ性を持っていた。 未歩(七菜香)、真樹(大石参月)、友子(山本ひかる)たちとのグループの中でも常に中心にいたが、過去のトラウマから人を信じることができなかった。
友人も恋人も自分のために利用することしか考えず、お金にだけを価値を見出していた。 そんな理央はある日、無愛想でどこか寂しげな35歳の大学講師・光輝と出会う。
光輝と運命的な恋に落ちた理央は、今までの自分を悔い改め、生まれ変わったように輝き始める。 初めて人を愛することに戸惑いながらも、ストレートにその想いをぶつけてくる理央に、光輝も次第に惹かれていく。 しかし彼には、彼女を受け入れることができない秘密があった・・・
希ちゃん目当てで見た作品ですが、これがなかなかよかったです。
監督は寒竹ゆり、どこかで聞いた監督だと思っていたら、 「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13249723.html で監督、編集をしていました。
主演は佐々木希、モデル出身で超美人でしたが、女優としてはなかなか上手いとはいえませんでした。 しかし近年成長をしていますし、良い役を貰うこことも多いですね。 結婚しましたんで、最近はあまり出演は減り気味、今は子育て専念でしょう。近作は 「伊藤くん A to E」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15596787.html となります。
そして谷原章介、「夕凪の街 桜の国2018」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15636181.html というドラマが近作ですが、劇場作品では、「ハンサム★スーツ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9342630.html が面白かった。
物語は、援助交際をして、仲間のボス的な存在の理央と、病気を抱えた歴学者の恋のお話です。 冒頭のシーンが実は出会いなんですが、二人ともこのときは意識など出来る状態ではありませんでした。 お互いこのときは同様の絶望感を持っていたから。
そして再会は、ひょんなことからでした。 雨の日に傘を借りるところ、しかしいきなり倒れてしまう光輝、それをきっかけにどんどん彼に惹かれていく理央なんですが、いままでしてきたことの数々は、えげつないことの連続、けっして純愛などするはずがない感じの女子高校生でした。
おじさん達から金を巻き上げ、羽振りはよかったですが、心の穴は一向に埋まらないそんな生活をしていました。 しかし無表情だが、何か気になる存在だったのが光輝、しかし彼はなかなか振り向いてくれません。 それは彼の病気からでした。
この作品は、まだまだ演技がつたない佐々木希にどこまで我慢をできるかというところで、見方が分かれます。 ただ物語りはなかなかよく作られていて、彼女の周りの仲間達も描き方も良いんですよね。
悲しい出来事は多々ありますが、私はちょっとウルッと来るシーンの多い作品でした。