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2018年作品、チェ・ソンヒョン監督、イ・ビョンホン パク・ジョンミン ユン・ヨジョン ハン・ジミン出演。

かつてWBCウェルター級東洋チャンピオンとして、華々しく脚光を浴びたプロボクサー:ジョハ(イ・ビョンホン)。 しかし40歳を過ぎた今は、チラシ配りなどで生活費を稼ぎネットカフェに寝泊まりする日々を送っている。
そんなある日、17年振りに母親:インスク(ユン・ヨジョン)と再会を果たすジョハ。 過去のある出来事から母親との関係は完全に断絶していたが、老いた母から一緒に暮らそうと頼まれ、明日の暮らしにも困っていたジョハは渋々インスクの家に向かう。 そこには生まれて初めて会う弟:ジンテ(パク・ジョンミン)が住んでいた。
突然の弟の出現に戸惑いを隠せないジョハ。 サヴァン症候群だというジンテは、何を言っても 「は~い」 と無邪気な返事をするばかりで、ジョハの苛立ちは収まらない。
一方、長年母に溺愛されて育ってきたジンテは荒っぽいジョハに恐怖心を抱き、食事中もキャッチャーマスクを装着する始末。 ちぐはぐな3人の奇妙な共同生活が始まるが、それでも初めて息子2人が揃ってくれたことにインスクは嬉しくて仕方がない。
3人の生活が、それなりにうまく回り始めていたのもつかの間。 そんな折、インスクが仕事のため1か月近く家を空けるという緊急事態が起こる。 かねてよりジンテにピアノの才能を感じていたインスクは、自分が不在の間に開催されるピアノコンクールにジンテを出場させたいとジョハに懇願。 当面の生活費とコンクールの賞金につられジンテの面倒を見ることを了承する・・・

これはよかったですね。 新年に良い作品を見せてもらいました。
監督はチェ・ソンヒョン、初監督作品となります。
主演はイ・ビョンホン、今回はボクサーを演じています。 近作としては 「エターナル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15387314.html という悲しい不思議なドラマでした。
そしてパク・ジョンミン、彼は凄いですね。 初めて出演作を見ますが、今後は注目俳優です。
そしてベテランのユン・ヨジョン、「正しい日 間違えた日」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15610938.html に出演していましたが、彼女も良い演技でした。

物語は、40歳となったボクサー・ジョハは、全盛期を過ぎ、スパーリングパートナーとしての生活、家もなくネットカフェで暮している、ギリギリの生活をしていました。 そんな時に再会したのが実の親のインスクでした。 彼女はDVの夫から逃げ、その時まだ小さかったジョハを置いていってしまいました。 しかし連れ出す余裕なんてなかった、そう彼女は死のうと思ったからでしたが、間一髪助けられたんですね。
おそらくそこで新しい生活が始まり、そこで生まれたのがジンテでした。 しかし彼はサヴァン症候群、なかなか誰かがいないと生活もままなりません。 しかしここの大家の娘が、彼の世話を焼いてくれ、結構好きなんですね。
宿無しのジョハ、いろいろわだかまりはあるんですが、一応同居することになるんですが、そんな時彼は車に轢かれ重症を。 意識不明から不死身のように蘇るジョハでしたが、それがある女性との出会いとなり、その後ジンテの人生に大きく関わってきます。
これは悲しいドラマなんですが、母と二人の息子の感動のお話。 イ・ビョンホンの感動の作品でした。

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ボクサーとしてはもう全盛期を過ぎているジョハ

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再会した母親

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息子のジンテと二人暮らしをしていた

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ジンテは天才的なピアノの才能があった

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そしてジョハは彼女車に轢かれて

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