3年前の春、竜平の受け持ちのF組は、それぞれに障害を持つ9人の新入生を迎えた。 高志の知恵おくれはさほど重いものではなかったが、中学時代に受けたいじめのために心を閉ざした彼は、一言も口を利こうとしなかった。
小林の担当となった佑矢は突然奇声を発して暴れたり、小便や大便を垂れ流したりと、片時も目が離せない。 二学期のある日、生徒のひとり・おおはらもとこ(大原資子)の書いた作文を読んでいた玲子先生(いしだあゆみ)から原稿用紙をひったくろうとした佑矢を、高志が言葉を発して窘めた。 佑矢は素直に従い、この日から高志を兄貴と慕うようになったのである。 高志も自信をつけ、二年生の春には夢をつづった作文 で“青春のメッセージ・コンクール” の準優勝を受賞した。
三年生になると、生徒たちは就職の準備のために会社や工場へ現場実習に出るようになる。 高志はクリーニング工場で実習を受けることになったが、彼にとって初めて接する社会は決して甘いものではなかった・・・
さて今作は、なかなかハードでしたね。
山田監督の次の学校は高等養護学校でした。
物語は高等養護学校での、教師と生徒の生活を描いていました。 何回か見ていますが、私はこの「Ⅱ」が一番壮絶だと思いますし、一番見ていてつらかったですね。
佑矢はその中で一番手がかかる、ある意味問題児です。 初日から大暴れの佑矢、ここが凄まじいんですね。 そして母親はもうダメだと思い連れて帰ろうとしますが、ここで先生達が踏ん張ります。 いったん預けたんだからここからは自分達の仕事。 こういうプロの教師が描かれている事も、この作品の強烈なところです。
一番印象強かったです。
二人が消えた
小林は佑矢に振り回されていた
しかし高志には素直だった
高志は全く最初はしゃべらなかった
しかし何とか実習生にまでなったが