第10話 あめのひ
外は雨。 いつものように部室に顔を揃えた4人だが、そこには太郎丸の姿がなかった。 食事にも戻ってこない太郎丸を心配して、校内を探索することになるくるみ(小澤亜李)とゆき(水瀬いのり)、そしてみーくん(高橋李依)。 太郎丸が残した足あとを追っていったくるみは、バリケードを乗り越え、学校の1階へと足を踏み入れるのであった。
第11話 きずあと
突然の豪雨を避けるように 《かれら》 が殺到すると同時に、停電で真っ暗になってしまった校舎。 学園生活部が拠点にしていた3階にも、ついに 《かれら》 の群れが押し寄せ始める。 《かれら》に噛まれ、意識を失ったくるみを前に、りーさんは来るべきときを覚悟する。 一方、地下の避難区画に薬を取りにいこうとしたみーくんだったが、太郎丸が 《かれら》 と化してしまった事実にそれまで張りつめていた気持ちが折れ、思わず座り込んでしまう。 ゆきはそんな彼女を引きずるようにして、なんとか部室へと逃げ込むのだが……。
第12話 そつぎょう
押し寄せる《かれら》の群れに、絶体絶命のピンチに陥る学園生活部のメンバーたち。 教室に籠城するみーくんは、親友の圭を思い浮かべ、一方、衰弱するくるみを前にしたりーさんは、手にした包丁を強く握りしめる……。
その頃、ゆきはめぐねえ(茅野愛衣)の幻に背中を押されるように、放送室を目指していた。 《かれら》の群れを振り切り、ついに放送室へとたどり着くゆき。 マイクのスイッチを入れたゆきが語りかけた言葉は……。
この作品のクライマックスですね。
見始めた時は、ちょっときつい作品かと思いましたが、実情がわかるに連れ、なかなかの秀作だと感じました。 《かれら》 がゾンビのような事だからではなく、4人が力を合わせて生き残ろうとする事と、ゆきに対するほかのメンバーの優しさですね。
ゆきは、めぐねえが犠牲になったときから、嫌な思い出、怖い記憶を封印してしまいました。 だから優しかったメグねえがまだ生きている、そういう幻を、幻想を見続けているんですね。 しかし彼女はおかしくなったわけではありません。 現実を見たくないという意思がそうさせているんですね。
しかし仲間のピンチに立ち上がって、危機を救ったのは彼女でした。 最後の放送は涙が出ます。 人間らしい行動ができない 《かれら》 にも、学校が好き、無意識のうちに通ってくる、そんな習性が残っている、なんともそれも物悲しいんですね。
第2期はまだ作られていません。 実写版が先になるようですが、どこまでが実写になるのかが、気になります。
雨の日は危険
そして太郎丸を探しに行ってかえってこないくるみをみーくんが
“かれら”に襲われるみーくん
ゆきが助けに向かう
ゆきも危機一髪だったが
彼らは家に帰っていき、4人は卒業式をする