そんななか、ともえは高志に 「結婚式のためにうなじの毛を剃って」 とお願いする。 高志はともえを店の中へ案内し、過ぎ去った時間に戸惑いながらも、かつての甘酸っぱい記憶のカケラをひとつひとつ、ゆっくり手繰り寄せていく…
短編ですが見ごたえのある作品です。
監督は石川慶、「愚行録」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14756019.html は監督初作品で、能力の高さを感じるものでした。
主演は山田孝之、最近は監督、プロデューサーにも積極的に活動しています。
そして中村ゆり、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15308568.html に出演していました。
物語は、ほとんどワンシチュエーションのふたり劇です。 理髪店を継いだ、高志、この日は家族が出かけていて、一人で店を切り盛りしていますが、そんなにお客は来ません。 無精ひげだらけの彼のところに来たのは、高校時代付き合っていたともえでした。
彼女は結婚式があるんで、切ってほしいということでした。 てっきり彼女が結婚するのかと思いましたが、そうではなく友達の結婚式でした。 そんなふたりのやり取り、そして昔に思いをはせるふたり。
短編なんで、そこから話を膨らませる事はありませんが、見ているほうが、ふたりにあったであろうことを頭の中で映像化をする、短編とはそういうものですよね?
店を継いだ高志
そこに14年ぶりにともえが
友達の結婚式で
髪を切って欲しいということになっていく