anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

累 -かさね-

2018年作品、佐藤祐市監督、土屋太鳳 芳根京子 横山裕 筒井真理子出演。

淵累(芳根京子)は伝説の女優・淵透世(檀れい)を母に持ち、母親ゆずりの天才的な演技力を持って生まれながらも、容姿は母に似ず、顔の大きな傷にも強いコンプレックスを抱いていた。 学校でもバケモノ扱いを受け、苛めの対象にもなっていた。そんな彼女に、母は一本の口紅を遺した。 その口紅は、キスした相手の顔を奪い取ることができる不思議な力があった。
一方、美貌に恵まれながら、決して他人には言えない理由により花開かずにいる舞台女優・丹沢ニナ(土屋太鳳)は、女優として大成することに異常な執念を募らせていた。 ある日、累は、透世に世話になっていたという男・羽生田(浅野忠信)を通じてニナと出会う。 羽生田は、ニナの舞台を累を見せる。 それは彼女の中で今まで眠っていた何かを起こしてしまうのだった。
終演後、ふたりを引き合わす羽生田、そして、累はニナとキスをして入れ替わると、さっきの彼女とは比べられない情熱的な演技をニナの顔で見せるのだった。 そして羽生田の巧みな言い方で、スランプのニナに変わって、累が演技をすることで、今まで眠っていた累の母譲りの演技が開花し始める。
しかしいずれは自分が自ら演じるつもりのニナは、同居をして彼女をコントロールしようと画策をする。
そしてこの口紅の効果は12時間きっかりだった。 朝8時にキスをして夜8時には帰らなくてはならない。
初めは順調に行っていたのだが・・・

なかなか面白い設定ですね。
ダブル主演でまずは土屋太鳳、近作としては 「8年越しの花嫁 奇跡の実話」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15308568.html となります。

物語は、母から貰った口紅、これが不思議な力が宿っているんですね。 累という名の彼女は口が裂けている大きな傷を負っています。 それは実はこの口紅を使ってしまってから起こった事故でした。 それからは使うことを辞めていましたが、伝説の女優の娘だった彼女には、母譲り後が流れていて、芝居に対して天才的なところがあったんですね。 そしてそれを引き出したのが羽生田でした。
彼は母の透世とは関係があったようで、彼女から娘のことを頼まれていたのか、時が来たという感じで彼女を表舞台に出すんですね。 その顔を持っていたのがニナでした。
さて今作は、映画のなかの舞台劇:サロメのシーンがなかなかですね。 ニナの顔の累が演じる、まあ太鳳ちゃんの熱のこもった演技が引き立つシーンですが、いつ破局が来るかというちょっとハラハラした感じがなかなかいいと思います。

イメージ 1
口に傷を負い、虐げられている累

イメージ 2
彼女の母は天才女優だった

イメージ 3
そして羽生田が

イメージ 4
ニナと引き合わせる

イメージ 5
そして二人は入れ替わる

イメージ 6
そして累をコントロールするニナだが

イメージ 7