明治45年。実業家・渋沢栄一(勝新太郎)は土御門家の陰陽師・平井保昌(平幹二朗)や物理学者・寺田寅彦(寺泉憲)らに協力を求め、ある計画を進めていた。 それは 「東京改造計画」 といい、帝都・東京を軍事的にだけでなく霊的にも守護しようとするものだった。
しかし、謎の魔人・加藤保憲(嶋田久作)がその計画の前に立ちふさがっていた。 加藤は1000年前関東に独立国を築こうとして失敗し、謀反人として討伐された平将門の霊を呼び醒まし、東京を壊滅させようと企んでいた。 そして加藤は将門の末裔・辰宮由佳理(姿晴香)を霊媒として選んだ。
昭和2年。日本初の地下鉄道が開通しようとしていたが、加藤の放った魔物が妨害していた。 寺田はその解決策として西村真琴(西村晃)が作った日本で最初のロボット “学天則” を利用。 加藤は力を回復し再び帝都破壊を企むが、新たな宿敵が現われた。
なんと言っても嶋田久作ですよね(^^)
そして石田純一、映画で見る事はめったに今はありませんが、「モテキ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6510566.html のテレビ版にゲストでちょこっと出ていたようです。
物語は荒俣宏原作の小説ですね。 東京壊滅という野望を持った怪物・加藤保憲、彼は東京に独立国を打ちたてようとした、平将門の復活をさせることがまずは一番の目的で動いていきます。 しかし一度目は失敗をしてしまいます。 そして彼はある娘の成長を待って、再び戦いを挑んでくるんですね。
この加藤保憲というキャラクターは、今作であまりに強烈で、後に他作品でも起用されることになります。 2005年版 「妖怪大戦争」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15277964.html でも、ある意味妖怪よりも恐ろしい魔人で登場します。
改めて、今作は嶋田久作の凄まじい存在感あっての作品だったと思います。