6年ぶりに東京地検城西支部へと久利生公平(木村拓哉)が戻ってきた。 しかし、ひさびさに再会した雨宮舞子(松たか子)の態度はよそよそしいものだった。 相変わらず自分のペースで仕事に向かう久利生は、芝山検事(阿部寛)が起訴した過失致死事件を任される。 些細な口論から起こった事件だが、容疑者は犯行を認めていた。 簡単に結審すると思われていた裁判は、初公判で容疑者が犯行を全面否認するところから意外な展開を迎える。
刑事事件の無罪獲得数日本一という蒲生(松本幸四郎)が弁護を担当し、背後に潜む事態の大きさを久利生は感じる。 実は、大物代議士・花岡(森田一義)と大手ゼネコンの収賄疑惑をめぐって、そのアリバイ工作に容疑者が関わっていたのだ。
久利生と舞子は、証拠として容疑者の運転していた車を見つけに行くが、はじめはスクラップされたといっていた業者は、実は不正輸出されたことがわかる。 容疑者のクルマの行方を探るため、韓国へと向かう二人だった。
映画の1作目、しかしこれはこの前に製作された特番とも繋がっています。
監督は鈴木雅之、新しいほうの2015年版 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13285707.html も監督をしていますし、「本能寺ホテル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14691292.html が近作ですね。
そして松たか子、近作は 「ジヌよさらば ~かむろば村へ~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12899032.html にまで遡ります。
物語は、ようやくもどってきた久利生公平ですが、雨宮がなかなか素直になれません。 うまく行きそうだった前回は1998年、日韓ワールドカップの年で、一応ふたりで観戦をしたようで、その後も彼女は久利生の転勤先まで訪ねに行くんですが。
しかしそんな二人もまたしっかりコンビを組んでいます。 そんな時、自らの離婚裁判で忙しい柴山のピンチヒッターをすることになった傷害致死事件でした。 容疑者も犯行を認め、何の問題もなく進むと思いましたが、ここで急転回、実は容疑者は、ある大物代議士の収賄事件の証人にされていたんですね。
容疑者が犯行を認めると、代議士のアリバイか崩れてしまう。 そうなると拙い代議士側は、必死にこの事件の無実を勝ち取ろうとするため、大物の辞め検弁護士を立ててきます。
今作は、一応の決着偏なんですね。 これで二人は結ばれた、と思いきやそう簡単には行きませんでしたね。