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麗猫伝説


制作中の化猫映画を未完のまま残して、30年前に突如引退した伝説の大女優・竜造寺暁子。 彼女が隠棲する小島に忍びこんだルポライター立原(峰岸徹)が盗み撮りした写真には、70歳を超えていようはずなのに30年前と何ら変わらぬ姿の暁子(入江若葉)が映っていた。
麦わら帽子に白シャツ、サスペンダー付きズボンの進行係・陽子(風吹ジュン)の恋人で脚本家の志村良平(柄本明)が島にやってくる。 自転車を押す陽子と良平が小高い山道に来ると、奥に海峡がくっきり見える。
プロデューサーたちと打ちあわせしていたレストランに、暁子、そして彼女とともに引退した水森けんのすけ監督(大泉滉)の姿があった。 暁子は良平にネックレスを渡す。

良平はこの島を訪れるが、持参した紅薔薇の束を門をはさんだ水森に叩き返され死神呼ばわりされてしまう。
 
引退した大女優の起用を企み、再起を掛ける脚本家の良平、スランプから再起を掛ける彼は、企画部長(平田昭彦)から 「竜造寺明子の映画を30年ぶりに再映画化したい」 と持ちかけられる。 明子はすでに芸能界から引退し、マスコミの前から遠ざかっていた。
志村は、美貌が衰えない明子を映画出演にひっぱり出そうとするが・・・

今作も引き続き、火曜サスペンス劇場での大林監督作品です。
主演は入江若葉、そして、母子共演で、年老いた姿を入江たか子が演じています。二人とも 「時をかける少女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13511700.html に出演していました。
そして柄本明、近作は 「万引き家族」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15552489.html にちらっと。

物語は、スランプでなかなかヒット作の脚本が描けない脚本家:志村に舞い込んだ、今は表舞台から姿を消した伝説の女優:竜造寺明子を主人公にしたドラマ制作の話でした。
たまたま行ったバーで、消えた大物女優を見かけた映画会社の企画部長が、志村にあの女優で一本脚本を書いてみろというんですね。 そして竜造寺明子が一体今どこにいるのかの探索から始まって行きます。
彼女はパトロンというか、ある映画監督が面倒を見ているようです。 そして廃屋のような洋館で、とうとう窓から顔を出す彼女を発見します。
そして彼女は志村を一目見て気に入り、彼との仕事をOKします。 ここまでは上手く行くんですが。
どうして明子は表舞台から姿を消したのか? それは最後に出演した作品に大きな理由があったんですね。
志村が好きな女性役で、風吹ジュンが出てきますが、彼女が最後捨て身で乗り込んで、物語の謎を解いて行くんですが。
原題の化け猫のお話、母子で同一人物を演じさせる、面白い手法のドラマでした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
水村にも取り入るが
 
 
 
 
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