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ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男

2016年作品、アンディー・ゴダード監督、パトリック・ウィルソン ヘイリー・ベネット ジェシカ・ビール出演。

1960年代、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク。 エリザベス・テイラー主演の映画『バターフィールド8』 が映画館で上映されていた。
その夜、17歳の若者トニー・リコ(ラデック・ロード)は、本屋を経営している初老男性マーティー・キンメル(エディ・マーサン)氏と、映画館で偶然会う。 ふたことみこと会話を交わした後、トニーとキンメルは別々の席に座る。
映画が上映されると座席は真っ暗になるので、トニーはキンメルが映画の途中で席を立ったのを知らなかった。
サラトガ・スプリングス行きのバス休憩場にて、刺殺死体の遺体が発見された。 遺体はキンメルの妻・ヘレン(ケリー・メンゲルコーチ)だった。 ヘレンとマーティー・キンメルが不仲だったことから、当初は夫のキンメル氏が容疑者として疑われた。 しかし、犯行当夜に劇場でキンメル氏と会ったことを、若者トニーが証言した。 アリバイが成立し、また証拠もないことから、捜査は暗礁に乗り上げてしまう。
しかしコービー刑事(ヴィンセント・カーシーザー)は、キンメル氏を疑っていた。 何か物証がないかと、キンメル氏を見張るが。 キンメル氏も疑われていることは自覚していた。ボ ロを出さぬよう、静かに生活を始めている。 実際、キンメル氏が劇場を抜け出して、ヘレンを刺殺したのだった。
中年のウォルター・スタックハウス(パトリック・ウィルソン)とその妻・クララ(ジェシカ・ビール)は、結婚して5年が経過する夫婦。 ウォルターは建築家だが、小説を書く趣味を持っていた。自分の書いた短編小説が掲載されると喜び、普段から小説のネタがないかと新聞記事を見てスクラップしていた。
妻・クララは住宅販売の仕事をしており、仕事ぶりは有能。 夫・ウォルターが家を設計して作り、妻・クララがそれを販売する、夫婦はいいコンビでした。 ところが妻・クララは情緒不安定。 たまにどうしても理性では抑えられないヒステリーを起こすことがあり、一旦疑い始めると自分でもどうしようもない事態に陥いってしまう。
夫・ウォルターは精神科を受診しろと言うが、妻・クララは二の足を踏んでいた。 というのも 「精神科に通うのが恥ずかしい」 という気持ちがあるのと、ちょうど現在母の具合が悪く、母の住む町へ突発的に行かねばならないことがあるからだった。クララ自身も自分の情緒不安定さを不自由に思いながらも、精神科を受診するのを先延ばししていた。
ある日、ウォルターはひとつの新聞記事に注目する。 それはサラトガ・スプリングス行きのバス休憩場で起きた殺人事件だった。 そのバスは偶然だったが、妻・クララが母の具合が悪くなった時に乗るバスだった。 その時はさほどそのことには気も留めず、記事を切り抜いてスクラップしていた。
その日の夜、ウォルターたちはホームパーティーを開いた。 多くの顧客たちや取引先の人たちが参加する。 パーティーの席で、ウォルターはマーサ(エミリー・アン・スコット)という女性に、友人だという若い女性エリー・ブレイス(ヘイリー・ベネット)を紹介される。 エリーは美しい女性で、クラブで歌手をしている。 エリーはウォルターの名前を聞いて、小説を読んだと言う。 ウォルターは嬉しくなり、ついエリーと話し込む。
エリーとウォルターが親しげに話すのを見た妻・クララが、勝手に誤解して嫉妬をする。 パーティーの直後から、早くもクララの頭の中では 「夫・ウォルターはエリーと怪しい関係になった」 ことになってしまう。 いわれのないことだった・・・

妻が死んだ二つの事件、刑事は両方狙っていくんですよね。
監督はアンディ・ゴダード、ドラマ作品の監督を多くやっていますが、映画は初めてでしょうか?
主演はパトリック・ウイルソン、 「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15069304.html が近作ですね。

物語は、いきなり妻の死亡事件から始まります。 映画館で謎の行動を取る男、彼の妻が殺されたというほうが入りますが、夫が第一容疑者、でもこの映画館でもアリバイが証明され、彼は疑いがいったんは晴れることになります。
そしていっぽう、ウォルターの妻も殺されることになります。 妻が情緒不安定で、母の看病に向かいますが、ウォルターも謎の行動を取るんですね。 これが殺人の行動なのか、妻に対する何かを訴えたい行動なのか?
そして刑事は二つの類似した事件に食いつくのは必然でした。
地味な展開ですが、なかなかのサスペンスでした。 ウォルターのオドオドした行動が、実はこんがらがった展開になっていくんですがねえ。
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妻が謎の死を遂げたキンメル
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           刑事は彼が犯人だと思うが、アリバイがあった
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ウォルターとクララ

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パーティーでエリーと出会う

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夫への不信感を持ってバスに乗り母の元へ

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