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少女邂逅

2017年作品、枝優花監督、保紫萌香 モトーラ世理奈 松浦祐也 松澤匠出演。

高校生の小原ミユリ(保紫萌香)はクラスメイトから毎日のようにいじめを受けていた。 この苦痛から逃れたいと思い、腕にカッターナイフを近づけるが、恐ろしくて実行できない。 ふと見ると、切ろうとした手首の上に蚕がのっていた。 彼女は蚕を持って帰り、「紬(ツムギ)」 と名付け、箱に入れて飼い始める。
学校に行くときもツムギが入った箱をカバンに入れて持ち歩いていたが、ある時、いじめっ子たちにカバンを取られ、ツムギをみつけられてしまう。 いじめの主犯格である清水という少女はツムギを遠くに投げ、「これでまた一人ぼっちよ」 とミユリに告げるのだった。 さらに彼女たちは、ミユリのスカートをたくし上げ、頭の上で結んで去っていってしまう。
身動きが取れずもがいているミユリのところに一人の少女(モトーラ世理奈)がやって来た。 結び目をほどき、ミユリを助けてくれた少女は 「君?大丈夫?」 と声をかけてくれる。
翌日、その少女がミユリのクラスに転校してきた。 東京から来たという彼女は富田紬(ツムギ)と名乗る。 自分の席に向かう彼女はミユリの方を見て、微笑んだように見えた。 少女はすぐにクラスメイトたちに受け入れられ、ミユリはそれをただ見つめるだけだった。
昼休み、皆が友達同士でお弁当を食べている中、一人だけで弁当を食べていたミユリに悪質ないたずらをしたグループがあった。 耐えかねてトイレに駆け込み、手首を切ろうとしますが、やはり切れなかった。
放心したように廊下を歩いていると、誰もいない教室で紬がリストカットしている光景が目に入ってきた。 彼女は傷口から糸のようなものを引っ張っているように見えた。 ふと目が会い、あわてて逃げるミユリ。
森の中で手首を切ろうとするミユリを追ってきた紬が止める。 「君は一体誰のため、何のため生きてるの? 黙ってちゃ伝わらないよ。 君は今何がしたいの? ずっと狭い場所にいながら死んだような人生でいいの!?」 ミユリは嗚咽し、声を振り絞って叫んでいた。 「死にたくない。生きたい!」
紬は 「私が君の価値を見つける」 とミユリを抱きしめ、ミユリは泣きながら彼女の背中に腕を回すのだった。
「近づいたら消えちゃうんじゃないかって。 いつもそうだったから。 ずっと紬に会いたかった」 ミユリが言うと、「私も君に会いたかったよ」 と紬が応える。
二人が接近するとあのいじめっ子たちががらっと態度を変えて、まるでいじめていたことなどなかったかのように普通の親しいクラスメイトとなっていく。 昼は一緒にお弁当を食べ、放課後はカフェで好きな男の子の話しをし、夏休みに行きたいところを相談する。 
そんな高校生らしい生活に戸惑いながらも、少しずつ慣れてきたミユリだったが、謎めいたところのある紬に対してやがて戸惑いを憶え始めるのだった・・・

いじめを受けている少女、しかし今作はそれだけではないんですね。
監督は枝優花、新しい監督ですね。 デビュー作ではありませんが、注目される監督になりそうですね。
主演は保紫萌香、いやーこの子も大注目ですね。 化けそうな予感がする彼女も注目女優です。
そしてモトーラ世理奈、メディアには多く出ていますが、映画は初出演のようですね。

物語は、苛められっこで、リストカット寸前の少女の物語です。 強烈な苛め、しかし彼女は抵抗もできず、誰にもいえない、いつか一線を超えてしまいそうです。 しかしそんな時に現れた謎の少女:紬、彼女はもしかしたら殺された蚕だったのでは? そんなことまで考えてしまうほど、幻想的な登場と出会いでした。
彼女の出現で、ミユリの環境はガラッと変わります。 いじめられなくなり、存在感も出てきます。 しかしそれはだんだんと紬との距離が広がっていくことになってしまうんですね。
いったい紬とは誰なのか? 何なのか? 本当に存在するのか? しかしそれを知ることは、悲しい現実を知ることなんですね。

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ミユリは苛められていたが、蚕と出会う

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リストカット未遂を繰り返していたが

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紬が現れる

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それからいじめから抜け出るミユリ

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蚕に詳しい先生に教えてもらう

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