anttiorbの映画、映像の世界

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「超」怖い話 TV完全版 1

2006年作品、亀井亨監督、菅田俊野村恵里出演。

チャプター1 アリヌマ
役場勤務の三島シゲオ(菅田俊)は不思議な体験談を集めて 「ほころび記録」 として書いていた。 今日は荒木老人を訪ねた。 彼は小学校の頃、東京から田舎に転校していつも苛められていた。 ある日アリの行列を追いかけ山に入ると目がいくつもある不思議な少年に出会う。 彼は川に落とした荒木のお守りを持っていて返して欲しくば何かと交換しようと言った。 後日苛めっ子が神隠しにあう。 荒木少年は苛めっ子をあげると言ったのか?・・・

チャプター2 クロイスジ
石原知美のアパートには何かいるようだ。 彼女が会社から戻ると、いつもリモコンの位置が変わったり歯ブラシが落ちていた。 ある夜壁に黒いシミができ彼女は失踪。 シゲオは失踪前に話を聞いており不動産屋を調べると、その部屋で殺人があった。 知美は霊に殺され部屋に閉じ込められてしまったのだ。 三島シゲオの家庭はバラバラだ。 シゲオは怪奇談集めに奔走、娘の沙羅(野村恵里)は頭の中にメシル(マメ山田)という小人がいて、いつも話をしてる。 当然カウンセリングも受けていた。 そんな状況に妻雅子は耐えられなくなりヒステリックになっていた・・・

チャプター3 アオコゾウ
シゲオは音楽山に住むアオコゾウを取材する。 アオコゾウは2人で会うと出てきて、その2人の本当の姿を見せるという伝説があった。 アオコゾウにあった前橋と池田を訪ねるシゲオ。池田は現在精神病院に入っており、真相はアオコゾウが出てきて池田に殴りかかり、前橋は池田を助けず、置いてけぼりにして逃げ出したのだった・・・

チャプター4 タロジ
沙羅は父のほころび記録を盗み見る。 公営住宅に住む佐々木美香の部屋の壁にタロジという文字が無数に現れる。 更に体にも傷つけられ文字が浮かび上がった。 不倫の彼氏は逃げ出した。 沙羅は突然公営住宅を訪問し佐々木美香の対面の部屋にめぼしをつけた。 沙羅が対面の部屋に行くと女の首吊り死体が。
沙羅は死体の手を触り幻影を見た。 佐々木美香と不倫男は以前自動車事故をした時、相手のおばさんに両親が危篤だから早く行かせて、と頼まれたが無視。 警察が来るまで待てと言っていたのだ。 タロジの文字は怨だった・・・

これは、U局製作のホラードラマだったそうです。 なかなか怖い作品でしたね。 その前半部です。
監督は亀井亨、「犬飼さんちの犬」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%B8%A4%BB%F4%A4%B5%A4%F3%A4%C1%A4%CE%B8%A4 のドラマ、映画版両方を監督しています。
主演は菅田俊、「たたら侍」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14937225.html 「ビジランテ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15281736.html という近作も出演していますが、怖い役、狂気の役、なんでも出来る貴重なベテランの役者さんです。
そして娘役で野村恵里、「隙魔」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%CC%EE%C2%BC%B7%C3%CE%A4&sk=1 という作品と、メイキングの出演しています。

物語は一応連続ドラマになっており、役場勤務の三島シゲオが、取材と証して、不思議体験を調べていく構成になっています。 しかしどうもこの三島という男が、ちょっと変なんですね。 それがだんだんわかってくるところで前半が終わるんですが。
そして娘の沙羅、彼女はある意味特殊能力者という事になりますね。 彼女の分身のような小人が絶えず一緒にいて、他人には決して見えません。 しかし相談相手であり、絶えず彼女とともにいる、おそらく味方という一種背後霊的な存在に見えたりもします。
そして父の日記を読み、父のおかしさ、異常さに気が付いて行くんですが。
奇談を扱ったオムニバスの様相から後半はグッと趣が変わっていきます。

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