anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

いぬやしき

2018年作品、佐藤信介監督、木梨憲武  佐藤健 本郷奏多 二階堂ふみ 出演。

会社や家族から疎外されている、定年を目前に控えた初老のサラリーマンの犬屋敷壱郎(木梨憲武)、一念発起して一軒家を購入しても人生は上手くいかない。家の前に買った家より立派な豪邸があり、奥まったその家は日当たりも悪かった。
妻の万理江(濱田マリ)の尻に敷かれ、娘の麻理(三吉彩花)には毛嫌いされ、息子の剛史(福崎那由他)は学校で苛められ、カツ上げに遭っていた。 さらに医者から末期がんによる余命宣告を受け、虚無感に襲われてしまう。
捨て犬の花子だけが心の拠りどころだったが、万理江に捨てて来いと言われた公園で、謎の光が近づいてきて、そこにいた高校生の獅子神皓(佐藤健)とともに爆発に巻き込まれてしまった。
気がつくと公園で寝ていた。 もう朝になっており、家に帰ると妻が激怒していた。 朝ごはんの味噌汁の味が無い、部屋に帰ると体に異変が、なんと体が機械になっていて、味噌汁を体外に出すのだった。
その頃、犬屋敷と同じ事故に遭った高校生の獅子神皓も犬屋敷と同様に人間を超越した力を手に入れていた。 彼のクラスには不登校の生徒・安堂直行(本郷奏多)がいて、彼の家に行き、自分が変わったことを見せるのだった。 翌日、直行とともに登校した皓は、いきなり苛め始めるクラスの男子をあっという間に屈服させる。 殺そうとした瞬間に直行が止めて事なきを得る。
皓は両親が離婚し、父親はもう家庭を作り裕福だった。 しかし母の優子(斉藤由貴)と二人暮らしの彼は、心の奥で父を憎んでいたが、新しい家の義理の妹と弟は懐いていた。 そしてその反動で、何の係わり合いの無い親子3人をその力で殺害してしまう。
一方、壱郎は自分に病人、怪我人を救う不思議な力があることを発見する。 脳腫瘍で植物状態だった少年を救った彼は、皓が襲っている家族の悲鳴を聞き駆けつけるが一歩遅く死んだものは生き返らせられないことを知るのだった。 そこで、皓と遭遇するが、彼はあっという間に壱郎をふっとばし飛んで逃げていってしまうのだった。
自在に通信、機械を操れる皓だったが、母親が末期がんであると知らされる。 母を救いたいと抱きしめ涙を流す皓だったが、病院で診察を受けると母の癌は消えていた。 これで自分が母親を裕福にできると思ったのもつかの間、皓のところに一家3人殺しの捜査の手が伸びてくる。
そして皓は、どんどん心が壊れていくのだった。 一方の、壱郎は、皓を止めようと決意するが、それは直行の叫びを知ったからだった。
いよいよ二人は対決していくのだが・・・

これはなかなか期待が大きかった作品でした。 キャストが面白いですね。
主演は木梨憲武、映画としては記事にしていませんが、「イニシエーション・ラブ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13078861.html にちょこっと出ていました。
佐藤健は、「亜人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15170685.html が良かったですね。
そして娘役で三吉彩花、実は彼女は皓と直行のクラスメートなんですね。 出演作は「グッモーエビアン!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8059980.html から注目していました。

物語は、謎の巨大な光に遭遇したおっさんと高校生のお話です。 どうやらエイリアンに機械の体にされたようですが、外見は全く変わらないし、記憶もそのままなんですね。 どんな科学力なんでしょうか? しかしもう人間ではなさそうですね。
そして壱郎は人を助けようとその力を使い始めますが、一方の皓は、どんどん追い込まれていくんですね。 そしてとうとう戦いになっていってしまいます。
まあこれが今だからできる作品ですね。 都庁を壊すわけには行きませんが、新宿での大量虐殺シーンは圧巻です。
今作は、どうしようもない輩を皓が、制裁を加えるところは、結構爽快感を感じます。強大な力があれば、人間たがが外れてしまうということなんでしょうかね。

イメージ 1
娘に嫌われている壱郎

イメージ 2
しかし爆発後、体がおかしく

イメージ 3
機械になってしまった

イメージ 4
一方、皓も体が機械に

イメージ 5
直行が心配をする声を

イメージ 6
壱郎が聞き、止めに入るが

イメージ 7