ロシアのある町で医師のアレクセイが家に入ろうとした時、黒いノートが落ちていた。 拾い上げめくってみると、それは “デスノート” と書かれており、これに名前を書いたものは死ぬとされていた。
彼はこの家に往診に来たのだった。 そこに病のために苦しんでいる男がいた。 彼はアレクセイに死にたいと言い続けている。 この苦しみから解放されたいと願っていた。
アレクセイはそのノートを取り出しその男の名前を書く。 もちろんそのノートの事は信じていないのだが、しばらくすると男は静かに息を引き取っていた。 そしてアレクセイはそこで何かを見たのだった。
デスノートを駆使して世の中に野放しになっていた凶悪犯を次々と死に追いやったキラこと夜神月（藤原竜也）と、命をかけてキラを食い止めたL（松山ケンイチ）との天才同士の対決から10年。 再び死神が地上にデスノートをばらまき、世界中が大混乱に陥っていた。
対策本部では、キラの遺志を継ぐ者が現れ、デスノートを使っていると予想していたが、無差別殺人事件が渋谷で起こるのだった。 どうやら犯人は “死神の目” を持っているらしい。 その人間の通り道で次々に人間が死んでいる。 三島たちは顔を見られないよう現場に急行する。
そこでは監視カメラの映像型フードをかぶった160ｃｍの人間が犯人らしき人物と特定される。 そしていよいよ渋谷のスクランブルに追い詰めた時、ひとりの人間がその犯人を狙撃する。
彼はLが遺した遺伝子を受け継いだ 、“ Lの正当後継者 ”・竜崎（池松荘亮）だった。 狙撃許可のないことから三島は竜崎を問い詰めるが、彼の放ったのは麻酔弾、しかしデスノートの所有者・青井さくら（川栄李奈）は心臓麻痺で死亡していた。他のデスノートの所有者が殺したことは明白だった。
さっそくデスノートを回収し、そのデスノートに触った時、対策室の人間は死神ベポ（声：松坂桃李）の姿を目の当たりにして驚愕する。 そして彼が言うには、この世に6冊のノートが存在すること、そして現世に存在できるノートは6冊までで、あとから来るノートは効力を持たないということがわかる。
対策室は、この6冊を集め封印することによって、デスノートが引き起こす災いも封印できることを知る。
しかしその矢先、キラウィルスと呼ばれるコンピューターウィル スが世界中に拡散される。 そのメッセージには 「他の所有者に告ぐ。速やかに私に差し出せ」 とデスノートの提出を呼びかけていた。 6冊のデスノートを全て手にした者が地上を制する。 キラ復活を望む者、そしてそれを阻止する者たちとの究極の争奪戦の幕が切って落とされた…
キラこと月＝ライトとＬが死に、もうこのお話は終わったと思っていましたが、リメイクでない続編が作られました。 監督は佐藤信介、彼の作品はなにかとほとんど近年は見ていますね。 「アイアムアヒーロー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14083751.html は邦画ゾンビ映画の最高峰となりましたし、アニメ作品 「ホッタラケの島 ～遥と魔法の鏡～」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6336381.html も作っています。
主役は3人になるんでしょう。 東出昌大、池松壮亮、菅田将暉ノ3人がそれぞれの立場、欲望、理想においてこの後争奪戦になっていきます。 その3人については、できればスピンオフ・「デスノート NEW GENERATION」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14530870.html を見ていくと、それがはっきりわかる作りになっています。
まあ、最近はテレビ局が資本参加しているので、その系列の配信サイトでの先行放送がされています。 加入していないサイトだと見れないんでちょっと困りますが。
このシリーズは死神の造形が結構楽しめるんですね。 リュークは有名ですが、今作ではさらに、2体の死神の姿は登場します。 そして声に松阪桃李と、沢城みゆきが担当、特にアーマ役の沢城みゆきさんの声が艶っぽくて良かったし、アーマの造形も見事でした。 女性の死神でしたが、彼女の好物はリンゴではありませんでした（＾＾）
また前シリーズの、生存メンバーも数名登場します。 それぞれこのデスノートの宿命から逃れられない、呪われたノートなんでしょうね。
135分の大作ですが、最後のどんでん返しがなかなか良くできていました。
