2018年作品、ウェス・ボール監督、ディラン・オブライエン カヤ・スコデラリオ トーマス・ブローディ＝サングスター キー・ホン・リー 出演。
トーマス（ディラン・オブライエン）と仲間たちは巨大迷路から脱出するため3年もの歳月を費やしたが、謎は深まるばかりだった。 捕まってしまったミンホ（キー・ホン・リー）を救うため、彼らが運ばれている列車を襲撃するトーマスたち。 WCKDが警備しているが、連携をして何とか捕まっている少年少女たちを救出、さらには奪った大型ドローンで、脱出に成功する。 しかしその中にはミンホはいなかった。
ヴィンス（バリー・ペッパー）率いるレジスタンス集団のライト・アーム、合流した実験体になった若者たちは港に運ばれ、唯一動かせる大型船のメンテナンスを手伝うことになる。 この地を脱出して、新天地を目指すことを決めているのだった。
トーマス、ニュート（トーマス・ブロディ＝サングスター）、フライパン（デクスター・ダーデン）の3人はフレアウイルスの抗体を有するグレーダーたちの最後の生き残りであった。 3人はヴィンスの命令に反して、友人のミンホを救うべく行動を開始した。抗体を持つミンホは、世界災害対策本部（WCKD）でフレアウイルスの治療法を見つけるための実験の被験者になっているのだという。 3人はWCKDの本部がある最後の都市へと向かった。
トンネルを移動している最中、3人はクランクに襲撃され窮地に陥ったが、その場に駆けつけたホルヘ（ジャンカルロ・エスポジート）とブレンダ（ローサ・サラザール）の助力で何とか乗り切ることができた。
その頃、WCKDの本部はミンホの血液から血清を作ることに成功していた。 しかし、思うような治療効果は出なかった。 一度は成功したかに見えた血清だったが、被験者は時間を置くと凶暴になってしまった。
5人は最後の都市に辿り着いたが、町は防御壁に囲まれていて、容易に侵入できそうになかった。 壁の外では、フレア感染者たちが 「俺たちを壁の中に入れろ」 と抗議集会を開いていた。 WCKDの部隊が群衆に向かって発砲したため、人々は散り散りになってしまった。 その騒ぎの中で、5人は覆面を付けた集団に身柄を拘束された。
その集団の中には死んだはずのギャリー（ウィル・ポールター）の姿があった。 彼は生き延びていたのである。 ギャリーは5人をローレンス（ウォルトン・ゴギンズ）に引き合わせた。
ローレンスはウィルス感染者で構成される反乱軍のリーダーであった。 ローレンスは5人に秘密の出入り口の存在を教えてくれた。 トーマス、ギャリー、ニュートの3人は都市の内部に潜入し、本部の偵察を行くのだった・・・
映画としてはこれが完結編のようですが、原作は前日譚とその次の世界があるようですね。 1作目が唐突な設定だったので、この前日譚2部作は映画化して欲しいところですね。
監督はウェス・ボール、この3部作はすべて撮っています。 前作、前々作 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%E1%A5%A4%A5%BA%A1%A6%A5%E9%A5%F3%A5%CA%A1%BC と、ショッキングな展開でしたね。
主演は引き続きディラン・オブライエン、「バーニング・オーシャン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14888521.html に出演していましたし、これから公開の新作では主演をしています。
そして最後まで敵対するジャンソン役でエイダン・ギレン、「シング・ストリート 未来へのうた」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14287158.html ではロバート役でした。
物語はいよいよ決着が付きます。 捕まってしまったミンホ、もちろん見捨てることはできません。 あの迷宮から生き残ったものたちは固い絆があるんですね。 しかし、ミンホは裏切った？ テレサのいる都市の研究施設に運ばれていました。 そこでは拷問のような映像を見せられ、その時の恐怖の反応の時に血清を抽出する方法を取るんですね。
しかし、それはあまり効果が無く、持続性がない感じでした。 進行を少しの間止める程度なんですね。 それでもないよりはまし、ミンホは苛酷な拷問のような目に遭い続けていきます。
都市の中は近代的な未来都市、しかし壁の外は感染して死を待つものばかり、そしてとうとう民衆の反乱が起きていくんですね。
世紀末作品、ラストは昔の邦画 「復活の日」 に似ている感じでしたね。
