anttiorbの映画、映像の世界

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ビューティフル・デイ

2017年作品、リン・ラムジー監督、ホアキン・フェニックス ジュディス・ロバーツ エカテリーナ・サムソノフ ジョン・ドーマン出演。

行方不明者の捜索を請け負うスペシャリストのジョー(ホアキン・フェニックス)は、人身売買や性犯罪の闇に囚われた少女たちを何人も救ってきた。 彼はその報酬で、年老いた母親(ジュディス・ロバーツ)と静かに暮らしている。
ジョーは海兵隊員として派遣された砂漠の戦場や、FBI潜入捜査官時代に目の当たりにした凄惨な犯罪現場の残像、そして父親の理不尽な虐待にさらされた少年時代のトラウマに苦しんでいた。
ある日、新たな仕事の依頼が舞い込む。 選挙キャンペーン中で警察沙汰を避けたい州上院議員アルバート・ヴォット(アレックス・マネット)が、裏社会の売春組織から十代の娘ニーナ(エカテリーナ・サムソノフ)を取り戻してほしいという。
ジョーは売 春が行われているビルに潜入し、用心棒を叩きのめしてニーナを救出するが、彼女は虚ろな目で表情一つ変えない。 深夜3時、ニーナを連れて行った場末のホテルのテレビで、ここで落ち合う予定だったヴォット議員が高層ビルから飛び降り自殺したことを知る。 その直後、二人組の制服警官がホテルの受付係の男を射殺し、無理やりニーナを連れ去っていく。
窮地を脱したジョーは、ヴォット議員からの依頼を仲介したマクリアリー(ジョン・ドーマン)のオフィスを訪ねるが、彼は何者かに切り刻まれて死んでいた。 嫌な予感に駆られて自宅に戻ると、2階で母親が銃殺されていた。
ジョーは1階にとどまっていた二人の殺し屋に銃弾を浴びせると、ニーナがウィリアムズ州知事アレッサンドロ・ニヴォラ)のもとにいることを突き止める。 ニーナはウィリアムズのお気に入りで、ヴォットは日頃から娘を政界の権力者に貢いでいたのだった。
ジョーは喪服に着替え、母親を葬るために森の奥の美しい湖に向かう。 生きる気力を失った彼は母の亡骸を抱えて入水するが、ニーナの幻影に引き戻される。ジョーは一連の事件の黒幕であるウィリアムズを尾行し、ニーナが監禁されている郊外の豪邸へハンマー片手に踏み込んでいく・・・

これは殺伐なお話、そして場面描写が独特でした。
監督はリン・ラムジー、見たい作品のある監督ですが、今回で初めて作品を見ました。
主演はホアキン・フェニックス、一番印象強いのは、「her/世界でひとつの彼女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11885392.html ですね。 近作の 「教授のおかしな妄想殺人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14223634.html も面白かった。
そしてニーナ役でエカテリーナ・サムソノフ、もちろんこの作品がデビューのような子役ですが、結構えぐい衝撃的な役を演じています。

物語は、代理人を通して連絡を受け、特殊な仕事をしている元FBI潜入捜査官のジョーのお話ですね。 でっぷりおなかの出た体系、髭だらけの顔、ちょっと見は粗暴で、怖い雰囲気の漂う感じですが、もう染み出してくる感じはそのものですね。
ただ、仕事は絶対他人に知られてはいけない内容、関係ない人間に見られると連絡係をすぐに変えますし、ルールを守らない連絡人には容赦ない、彼は行方不明車の、操作、奪還が仕事ですが、半面殺し屋という側面もあります。
武器はハンマー、もちろん銃の使い手ですが、基本は殴り倒し、殺して行きます。 でも彼にはトラウマがあり、常備薬があるようですね。 恐ろしい側面と、細やかで、計画性、繊細なところが同居している仕事人、しかし彼はどうやら死にたがっているところも感じさせます。
今作は多少の幻影も入るんで、ちょっと惑わせられますが、ラストはちょっと薄日が差している感じはあるんですよね。

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仕事は容赦ない

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母との二人暮らし

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アルバート・ヴォットの依頼を受ける

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娘を難なく助け出すが

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しかし襲われ、仲間と母を殺される

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