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教授のおかしな妄想殺人


夏の日差しがきらめくアメリカ東部の大学に、新しい教授が赴任して来ることになり、学生の間で噂になっていた。 しかし哲学科教授のエイブ(ホアキン・フェニックス)は、真っ暗闇の中を生きていた。
並外れた変人と評判の彼は、人生の意味を見失っていたのだった。 そして彼は、慢性的に孤独な無気力人間になってしまったのだ。
若い頃は政治活動やボランティアに熱中し、世界中を飛び回ったエイブだが、友や妻を失ったことから、昼間から酒を飲み、何かいつもうつろな男に成り下がっていた。 しかし講義はそこそこに人気があり、学生の評判自体は悪くは無かった。 そしてそんな彼は女性を引き付ける何かがあった。
ジル・ポラード(エマ・ストーン)はイケメンの彼・ロイ(ジェイミー・ブラックリー)との仲も順調で、両親ともうまくやっていた。 そんな彼女にある日、エイブが彼女のレポートをほめるのだった。 そのことに感激した彼女は、気になっていたエイブにどんどん近づいて行く。
また教授仲間のリタ (パーカー・ポージー)もエイブのことが気になっており、彼女の方はより積極的にエイブに対しアタックするが、結局彼はSEXができなかった。
そんなある日、ジルとダイバーで食事をしているときに、迷惑な悪徳判事の噂を耳にした。 その家族はその判事のために親権を奪われ、子供と離ればなれになると泣きながら友人たちに相談をしているのだった。
そしてなんと、エイブは、自らの手でその判事を殺すという完全犯罪に夢中になっていく。 かくして “奇妙な目的” を発見した途端、エイブの毎日は鮮やかに彩られ、身も心も絶好調に一変する。
一方、エイブに好意を抱く教え子ジルは、彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いているとはつゆ知らず、燃え上がる恋心を抑えられなくなるのだった…

ウディ・アレンの最新作、前作の 「マジック・イン・ムーンライト」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12932485.html から引き続きエマ・ストーンが主演ですね。 ウディは今彼女のご執心なんでしょうね(^^) まあ気持ちは大いにわかりますが。
そして人生に目的を失くした男にホアキン・フェニックス、生徒たちとのパーティーの時、なんと彼はためらいなくロシアン・ルーレットで、引き金を引くんですね。 もう重症でした。
しかし人間何が転機になるかわかりません。 彼の心に再び火をつけたのは、なんと殺人計画でした。 それも完全犯罪。 縁もゆかりもない人のために、同じような知らない人物を殺す。 そして彼は着々と計画を練っていくんですが、それを知っているのは本人だけ、だから急に精気が蘇ったエイブの急変の原因は誰も知らないところがおかしいんですね。
もちろん最後はウディ節炸裂、やっぱり切れ味良い作品を撮りますね。 前作はちょっとおとなしかった印象でしたが、今作はしっかりと、でした。

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汁にはロイという恋人がいて順調

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しかしこの大学に来た教授のエイブが

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リタもエイブが気になってくる

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しかしある日、この後ろの人たちの話を聞いたのが

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そしてある計画を

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