当麻紗綾はFBIで活躍していたが、日本の警察にスカウトされ、警視庁公安部未詳事件特別対策係に配属される。 一方、瀬文焚流(加瀬亮)はSITの隊員で、大抜擢を受け、SITの主力として働いていた。
時を同じくして、秘密結社に所属する幹部らが心臓発作で亡くなるという事件が起きていた。
しかし被害者はただの心臓発作ではなく直接心臓を手で掴まれていたということがわかる。 そこで当麻はスペックホルダーの持ち主の仕業だと捜査に乗り出すのだった。 そのことを知った秘密結社は、一十一(神木隆之介)に当麻の殺害を依頼する。
実はニノマエは当麻の弟だった。 当麻は飛行機事故で両親と共に弟を亡くしたと思っており、ニノマエの方は地居聖(城田優)によって記憶をすり替えられ、当麻が自分の両親を殺した人間と思っていたのだった。
こうして記憶をすり替えられた当麻とニノマエはお互いを敵だと思い込み闘うことになっていくのだった・・・
これは、ドラマ版の前日譚ですね。 ドラマ版で、少し触れられていた大爆発、そこに至る経緯が描かれています。
そして前半の良い役だったのがナンシー役のシモネ:Simoneですね。 「少年メリケンサック」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13931345.html に出ていたようですが、今作が初めての本格的な役者ということだそうです。
面白いのは真帆の母役で南野陽子がちょこっと出ているところ、それはあの伝説の番組のパロディーなんですね。
物語は、もう結末がわかっているので、ある意味サクサクと進んでいきます。 謎の心臓麻痺連続死亡事件がリードして行きますが、大きな流れとしては、ニノマエと当麻の戦いが本番ですね。 そしてそれを演出しているのが地居なんですね。
まあ基本お笑いの要素がふんだんの作品ですが、一番謎で肝だった彼の正体がわかっている中の作品なんで、そこがあまりにもシーンが多いのが玉に瑕でしたね。
面白かったのは、大きな炎では、時間を止めても熱は防げないというところですね。
ただ、ドラマの謎で、語られないシーンはこれを見ればすべてわかるし、前作に位置する 「ケイゾク」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%B1%A5%A4%A5%BE%A5%AF にも触れている貴重なスペシャルドラマでした。