anttiorbの映画、映像の世界

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飢えた侵略者

2017年作品、ロビン・オベール監督、マルク=アンドレ・グロンダン モニア・ショクリ シャルロット・サン=マルタン ブリジット・プパール出演。

カナダのケベックにて、住人が次々とゾンビ状態になっていく。 人間たちはその状況を生き残るために行動を開始する。 しかし、忍び寄るゾンビたちに抗うことができず、次々とやられていくのだった
二人組の男ボーニン(マルク=アンドレ・グロンダン)とヴェジーナ(ディディア・ルーシェン)は、車で走っていた。 しかし森の奥に二人の子供の姿を見かける。 ヴェギーナはボーニンから止められるが、もしかしたら普通の子供かもしれないとの思いから近づくが、しばらくしてボーニンは彼の悲鳴を聞き、さらにゾンビに変わってしまった集団が襲いかかってくる。
噛まれてしまったヴェジーナを乗せて、ボーニンは隠れ家に戻るが、そこには仲間がいたが、彼はいずれ変わってしまうヴェジーナの息の根を止める。 さらにそこには、一人の女性が監禁されていた。 彼女は怪我をしており、噛まれた疑いがあったからだった。 しかしボーニンが彼女に聞きただすと、そうではないと言う。
犬にかまれたという彼女の話を信じるボーニン、彼女はタニア(モニア・ショクリ)と言い、ここも危険が近づいているとして、別の隠れ家に移動をする。
その途中で、さらに一人の少女を発見する。 彼女も感染をしていないので、タニアが少女を連れ、隠れ家に向かうのだった。
そこには二人の女性がいた。 テレーズ(マリー・ジネット・グアイ)とポーリーン(ミシュリーヌ・ランクト)がここを守っているが、今のところここは安全のようだった。
二人はやはりタニアの傷を疑っていたが、しばらくここで生活をすることになっていく。
しかしここにも彼らが近づいてくるのだった…

カナダ発のゾンビ作品、終末感漂う謎の多い作品でした。
監督はロビン・オベール、監督初作品のようですね。
主演はマルク=アンドレ・グロンダン、まだ日本の劇場公開作品は無いようですね。
そしてタニア役でモニア・ショクリ、彼女も初めてですね。

物語はケベック一帯でのお話。 もう変わり果てた人間でこの町が覆い尽くされています。 まだ人間でいることができている数はどうも少ないようですね。 かろうじていくつかの避難所のような小屋があるようですが、いつ襲われるかもしれません。
ボーニンたちはショットガンで武装していましたが、油断から相棒がやられてしまいます。 噛まれたら最後いつかは変わってしまうので、ボーニンは別の人間が彼を始末するのを見ないようにして悲しみに暮れるんですね。
そしてゾンビたちは何か異様な家具を積み重ねたオブジェを作り、その周りに集待っています。 謎の行動をとるんですね。
さて今作は日本公開がされず、Netflix配信のみの作品ですが、低コスト感はあるものの、謎が多く、ちょっと面白いテイストを持った作品でした。 ゾンビメイクもほとんどなく、行動で見分けるパターン、血の表現も最小限なんですが、それが却って不気味なんですね。
森の中を集団で追ってくる、子供も大人もあまり関係なく、何か集団行動がなされている、ゾンビにも秩序ができつつあるのは、彼らの作ったオブジェがそれを物語っているのかもしれません。
馴染みのない俳優さんばかりですが、却ってそれが惹かれるゾンビ作品でした。

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森の中に二人の少女が

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しかし彼は友を失う

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そして彼女を救う

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しかしゾンビたちはどんどん増えていく

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そしてオブジェのようなものを

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