1973年。 チリでは、大統領支持派と反支持派の活動が活発に行われ、内戦寸前の状態だった。
客室乗務員をしているレナ(エマ・ワトソン)は、サンティアゴ行きの便に乗っていた。4日後に同僚たちと再会する約束をして、彼氏のダニエル(ダニエル・ブリュール)の元へ向かう。 チリに長期滞在中の写真家のダニエルは、大統領支持派のデモに参加し、ポスターも作った。
ある朝、軍がクーデターを起こし、大統領支持派は捕まっていると連絡が入る。 カメラを手にしたダニエルとレナは、慌てて部屋を出る。 しかし軍に捕まり、ポスターを作ったダニエルは連行されてしまう。
解放されたレナだったが、大統領支持派のダニエルの友人たちに助けを求めるが、協力を断られてしまう。 ダニエルが連れていかれたのは、コロニア・ディグニダだった。
表向きは慈善団体で、農業コミュニティという形をとっているが、真の姿は 「教皇」と呼ばれるパイル・シェーファー(ミカエル・ニクヴィスト)が暴力で支配しているカルト教団だというコロニア・ディグニダの情報を手に入れたレナ。 機長のローマン(ジュリアン・オヴェンデン)にチリに残ると手紙を送り、ダニエルを救出するためコロニアへ向かう。
解放されたレナだったが、大統領支持派のダニエルの友人たちに助けを求めるが、協力を断られてしまう。 ダニエルが連れていかれたのは、コロニア・ディグニダだった。
表向きは慈善団体で、農業コミュニティという形をとっているが、真の姿は 「教皇」と呼ばれるパイル・シェーファー(ミカエル・ニクヴィスト)が暴力で支配しているカルト教団だというコロニア・ディグニダの情報を手に入れたレナ。 機長のローマン(ジュリアン・オヴェンデン)にチリに残ると手紙を送り、ダニエルを救出するためコロニアへ向かう。
ダニエルはさっそく過酷な拷問を受け始める。 拷問を受け、知っている情報を言うよう迫られていた。 レナは、出られないと覚悟したうえで、コロニアへに入所する。
コロニアでは、男女と子供は別々に暮らしていていた。 厳しい労働と自由の無い生活に、謎の薬を飲まされる日々が始まる。
コロニアでは、男女と子供は別々に暮らしていていた。 厳しい労働と自由の無い生活に、謎の薬を飲まされる日々が始まる。
レナと親しくなったドロ(ジャンヌ・ヴェルナー)は、3年前に行われた混合行進で出会ったディータ(ヨハネス・アルマイヤー)と、結婚の約束をしていると打ち明けた。 その頃ダニエルは、拷問の電気ショックのせいで、障害が残る可能性があると言われていた。
回復したダニエルは、正気を失った“ハンス”として、鍛冶場の仕事をするよう命じられた。
そこで、カメラや暗室を見つける。 レナはギゼラに誘導され、ドロの婚約者の名前を告げてしまった。 その日の晩、ドロは男の集会に参加させられた。
ドロを尾行したレナは、自分が迂闊に話したせいで、ドロが殴られる様子を見てしまう。 そしてドロは、戻ってくることはなかった。
回復したダニエルは、正気を失った“ハンス”として、鍛冶場の仕事をするよう命じられた。
そこで、カメラや暗室を見つける。 レナはギゼラに誘導され、ドロの婚約者の名前を告げてしまった。 その日の晩、ドロは男の集会に参加させられた。
ドロを尾行したレナは、自分が迂闊に話したせいで、ドロが殴られる様子を見てしまう。 そしてドロは、戻ってくることはなかった。
夜中、抜け出した事に気付いていたウルセル(ヴィッキー・クリーブス)に聞き、男の集会に呼び出されるため、違反行為を起こすレナ。 しかし、そうまでして会おうとしたダニエルは、脱走を試みて失敗していた・・・
南米の軍事独裁政権の話はいろいろ映像化になっていますね。 ドキュメンタリーあり、これはドラマ化になっている作品です。
主演はエマ・ワトソン、最近は 「サークル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15255094.html 「美女と野獣」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14886729.html と、主演作が続きますね。
そしてダニエル・ブリュール、最新作は 「クローバーフィールド・パラドックス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15393429.html 「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15281771.html とコンスタントに出演が続きますし、どれも強い役でしたね。
そして教皇役でミカエル・ニクヴィスト、「ミレニアム」3部作 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%DF%A5%EC%A5%CB%A5%A2%A5%E0 に出演、そして 「ジョン・ウィック」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13564132.html ですね。
物語はタイミング悪くクーデターの時に拘束された恋人を救うため、自らも恐ろしい施設に入所する女性の話ですね。 見かけ上は慈善団体という形をとっているこの“コロニア・ディグニダ” ですが、実体は恐ろしい強制施設なんですね。
この手の強制収容所はマチス・ドイツが有名ですが、このシーファー自身元ナチ党員だったという事らしいんですね。 そしてその施設を模倣した感じであり、さらに彼の性格から来るんでしょうか、もっと狡猾な感じになっています。
一旦入ったら出ることはほぼ不可能、男女分けて収容され、子供たちも彼らなりの教育をされていきますが、足手まといだったり、脱走しようとする人間には容赦ないようです。
ダニエルは精神を病んだ人間の振りをすることで、脱出の手掛かりを見つけることに奔走しますが、そんな彼も人体実験の道具に予定されてしまいます。
これも歴史的な検証作品ですね。