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恋するシェフの最強レシピ

2017年作品、デレク・ホイ監督、金城武 チョウ・ドンユィ リン・チーリン スン・イージョウ出演。

上海で名門ホテルの買収に成功した実業家のルー・ジン(金城 武)は、ビジネスにも食事にも常にパーフェクトを求める高慢な男だった。 世界の味を知り尽くした “絶対味覚” を持つ彼にとって、このホテルの有名料理長が提供するメニューはどれも特別に感動できるものではなかった。 ちょっと味見をしただけで、口から出してしまうルー、彼に妥協がないのと、情も無かった。
そんな彼は小柄なちょっとドジな女性と出会う。 彼にしてみればうっとおしい女性、彼女はションナン(チョウ・ドンユイ)というが、実は彼女はこのホテルの見習いシェフだった。 しかし料理場には一切入らないルーは彼女を知る由もなかった。
けれども唯一、自由な発想で斬新なレシピを編みだすションナンだけがジンの舌を満足させることに成功する。 彼女が作った料理だけは一切残さず食べたことに、調理場は驚きの声が上がる。 それは皿に一滴も残さず食べたからだった。
そしてそこから、ルー・ジンがお題をだし、ションナンがそれを元に料理を作るという事が行われていく。 それは永遠と思えるほど続いて行き、周りのスタッフもさすがに疲れ果て、ションナンも最後の料理を作った時、疲れて倒れてしまうほどだった。
そして、本来ならもう次のホテル買収に行くはずだったルーだが、予定を変更してこのホテルにしばらく滞在することになる。 互いに顔をあわせることなく、ジンがテーマを決めて料理をオーダーすると、ションナンもプライドをかけて完璧な逸品を次々と編み出していく。 その “対決” がヒートアップすればするほど彼女に会ってみたいと思い始めるジルー。
しかしなかなか彼女の姿を見ることができず、じれるルー・ジンだったが、ようやく小柄で生意気でドジな女性はションナン、奇跡の料理を作る人物だと認識をするのだった。
“食” を通して心を通わせはじめた二人、そしてとうとう彼女の家に転がり込んで、すべての食事を作らせるルー、そんなルーの期待に応えようとするションナンだったが…

ホテルの料理は、豪華なホテルになればなるほど、想像を超えた料理となっていくんでしょうね。
監督はデレク・ホイ、今まで編集の仕事で作品参加がありましたが初監督作品となります。
そして可愛いチョウ・ドンユイ、デビュー作はまだ見ていませんが、「シチリアの恋」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14909717.html も可愛かった!

物語は、実業家のルー・ジンと、名もない見習いシェフのションナンとの淡い恋のお話、というと恋愛作品に聞こえますね。 しかしそういう部分こそありますが、なんともこの金城君演じるルー・ジンが食えないやつなんですよね。
食に対するこだわりは確かに凄いんですが、あまりにも傲慢、一切自分の舌に合わないものは食べないんですね。 ある意味名前にごまかされない、自分の舌で判断する、という事なんですが、情け容赦がない。 おそらく彼のおかげでバッサリ切られた料理人がいかにいたことでしょう。
そこで出会ったションナン、彼女が確認できると、彼は彼女のアパートに転がり込みます。 だって彼はほかの料理が食べれないから。 使用人のようにこき使うルーですが、彼女は寝る間もないほど疲れ切って行きますが、何かそれが嬉しそうなんですよね。 彼女も自分の料理を認めてもらう喜びを感じている感じですね。
でもここで疑問が浮かびます、だったら今までルーは食事をどうしていたのか? そうこの後ションナンに強烈なライバルが出現するんですよね。
やはりドンユイは可愛いですね。 小柄で華奢な彼女ですが、彼女の屈託のない笑顔が癒されますね。
悲劇のヒロインも良いですが、ちょっとコミカルな役が嵌ります。

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すべてにおいてNGだったルーだが

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彼女だけが認められる

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そして彼女を見つける

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見習いシェフに驚くルー

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そして彼女のアパートに転がり込む

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