anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

特捜部Q 檻の中の女

2013年作品、ミケル・ノルガード監督、ニコライ・リー・コス ファレス・ファレス ソニア・リクター ミケル・ボー・フォルスゴー出演。

殺人課の敏腕刑事カール・マーク(ニコライ・リー・コス)は仲間の刑事二人と、とある家を張っていた。 仲間は、応援を待ってから踏みこもう、と言ったのだが、カールは家の中に入ってしまう。 そこで、額を撃たれた男の死体を発見しその時、どこからか銃弾が飛んできて、仲間とカールは撃たれてしまった。
3ヶ月休んで復職したカールだったが、左手にしびれが残っていた。 刑事部の課長(ソーレン・ピルマーク)は、カールを新設された 「特捜部Q」 に異動させる。 刑事課に残ることを希望したカールだったが、彼と組みたいという同僚がいない、強引で独りよがりのやり方が嫌われていたのだった。
そこは、過去20年の未解決事件の書類にミスがないかを調べる、退職間近の刑事がやるような仕事だった。 次の日、特捜部Qの部屋に行くと、アサド(ファレス・ファレス)という、カールの部下となった男がいた。 彼は壁一面に未解決事件の書類を貼り、カールを待っていた。 その中に気にな る女性の写真があった。 彼女の事件ファイルには 「フェリーから投身自殺」 という文字しかなく、捜査を担当したのはバク(ミケル・ボー・フォルスゴー)という刑事だった。
その女性はミレーデ・ルンゴー(ソニア・リクター)といい、大勢の前で演説していた5年前に話題となった美人議員だった。 夜は自宅に帰り、精神障害を抱える弟のウフェとゲームをしていたそうだ。
カールはアサドと車に乗り、上には報告せずにミレーデが死んだ当日の足取りを追いはじめる。 カールは、命令にないことをしようとしている自分についてくるアサドを心配し、どうしてついて来るのかと聞くと、今まで彼はイスラム系という事で、大きな差別を受けているらしかった。 “特捜部Q” よりもやる気の沸かない仕事をさせられていたアサドにとって、ここは魅力的な部署であり、カールと一緒にやるのにやりがいを感じているのだった。
ミレーデと弟はフェリーに乗り、フェリー内の数カ所で目撃情報があった。 その状況から、ミレーデが弟を探していたのではないか、とカールは判断する。
弟はレインコートの男と歩いていた、という情報があったが、バクは捜査の初期の段階でそれを無視していた。 ミレーデはフェリー内の車庫で何者かに襲われていたのではないか? 二人の勝手な捜査が始まるのだった…

CSで放送されチェックしていたんですが、どうもこれは原作が数本あり、今後順次映画化をされそうだという事ですね。
監督はミケル・ノルガード、今作と次作の監督を担当しています。
主演はニコライ・リー・コス、「真夜中のゆりかご」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13548880.html ではどうしようもないトリスタンという男を演じていました。

この作品がシリーズ1作目なんで、まずはさらっとこの特捜部Q誕生の話となっています。 そもそもこのQという部署は、厄介者のカール・マークのために作られた物のようですね。 今までの未解決事件をただ整理するだけ。 でもざっと20年分あるので、普通にやると3年かかるという、やる気を削ぎ、いずれは自主退職をしていくだろうという、島流しのような薄暗い部署。
しかしそこにいた部下は、イスラム信者のアサドでした。 カールもろくに名前を覚えようとしない態度をはじめとりますが、彼は初めからやる気を見せてくれるんですね。 そしてそこに刑事の直感でしょうか、「ミレーデ議員失踪事件」 がありました。その資料に不審な点がある。 自殺として一応処理をされていますが、死体はおろか、確証がなく未解決になっています。
二人は唯一の証人の、彼女の弟のウフェを訪ねるんですが、彼は特定の人にしか、意思疎通ができない障碍を持っているんですね。 せっかちなカールでは全くらちが明かない。 しかし、ここでアサドが粘り強く接触をしていきます。
作品中には、ミレーデがどうなっているかが描かれていますが、それは触れないでおきますが、このシリーズはなかなかそそられますね。
早く続編がどんどん見たいですね。

イメージ 1
二人が行った部署、それが特捜部Q

イメージ 2
その中で、女性議員失踪事件があった

イメージ 3
この事件に目をつけたカールに

イメージ 4
アサドが付き合う

イメージ 5
彼の読みどおり自殺ではなく、実は生きていたミレーデ

イメージ 6