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ザ・ボーイ ~人形少年の館~

2016年作品、ウィリアム・ブレント・ベル監督、ローレン・コーハン ルパート・エヴァンス出演。

イギリス。 グレタ・エヴァンス(ローレン・コーハン)はアメリカのモンタナ州に住む女性で、あることがきっかけで、アメリカを離れてイギリスまでやってきた。
イギリスの大きなお屋敷でヒールシャー家の子守をすることになったグレタは、専用の運転手に送られて屋敷まで移動してきた。 お屋敷は想像していたよりも立派で、屋敷というよりも城といった佇まいだった。
あまりにも立派すぎて、気後れしたグレタは玄関で靴をぬいで置き、呼びかけながら館へ入ると、2階へ行く途中の踊り場に、老夫婦(ジム・ノートン、ダイアナ・ハードキャッスル)と幼い子どもの肖像画が飾られていた。 子ども部屋には、たくさんのおもちゃがあり、そのうちのひとつ、飛行機のおもちゃを触っていると背後から声をかけられて、驚いたグレタは思わずおもちゃを落 としてしまう。
声をかけてきたのは、マルコム(ルパート・エヴァンス)という若い男性だった。 日用品店を営んでおり、屋敷には週に一度、配達に来ているそう。 マルコムは親しげにグレタを台所に案内してくれたので、彼女はヒールシャー夫婦について質問してみる。 マルコムは 「いい人たちだ。 思いやりにあふれた理想の夫婦」 と答えるのだった。
続けてグレタは、子守の相手である息子のブラームスについて質問し、マルコムは一瞬考えた後 「説明しがたい」 と答える。
そこへヒールシャー夫妻が帰ってきた。 靴をどうしたのかと夫人が聞き、グレタは急いで玄関に取りに戻るが、靴はなくなっていた。 それを聞いた夫人は 「息子のいたずらで、いずれ出てくる」 と言う。
主人と息子に紹介すると言った夫人は、居間にいる初老の男性のところへグレタを連れていった。 男性は非常に精巧な人形を抱えていた。 ビスクドールといって、陶器でできた人形で、その人形を息子のブラームスと紹介されたグレタは、冗談だと思って思わず笑うが、夫人らはぴくりとも笑わず、大真面目な顔をしていた。
マルコムが横から割って入ると、ブラームスの人形に話しかけ、そこでやっと、グレタは夫妻が本気なのだと気づくのだった。
夫人は家のことを説明しながら、子守の候補者は何人もいたけれども、ブラームスがグレタを選んだと話す。 「翌朝7時に起こして着替えさせて」 と言うと、夫人がまず手本を見せ、ほかにもブラームスには日課があり、3時間の勉強 (読書を朗読して聞かせる )、オペラの音楽鑑賞などだった。 夫人は害獣を嫌っていて、そして 「どんな残り物でも、食べ物は絶対に捨てないで」 と言う。
ヒールシャー氏も説明をする。 ねずみとり用の罠を見せた後、暖炉は使わないようにと言い、ねずみ対策にすべての窓を密閉していることを言う。 その後、「傍から見たらおかしいかもしれないが、息子はいるんだ」 とつぶやくのだった。
夫婦で息子・ブラームスの人形を寝かせつける様子を見たグレタは、いささか過干渉すぎると思う。 自室に戻り、固定電話でアメリカにいる姉・サンディ(ステファニー・レメリン)に電話したグレタは、思わず愚痴をこぼしてしまう。
サンディは 「コールからひっきりなしに電話がかかってきて、家にも来るから息子が怖がっている」 と言ってきた。接近禁止命令もおかまいなしの元夫だったが。
実はグレタはバツイチの女性で、夫・コール(ベン・ロブソン)の度重なる暴力が離婚の原因だった。 何回かやり直そうとしたが、その都度同じことが起きてしまう。 しかし離婚を決めた後に妊娠が発覚、またやり直そうとするが、やはり暴力で流産をしてしまったのだった。 コールから逃げるためにイギリスに来たグレタだった。
しかしこの後、ブラームスにかかわることで、怪現象が起きていく。 どう考えても、ブラームスが一人の時に、何かが変わっているのだった。
そして、ヒールシャー夫妻は留守をグレタに任せ、夫婦2人での旅行へ出かけまてしまう。
「我が子のように接します」 と言ったグレタに、夫人は 「ごめんなさい」 となぜか囁く。 夫妻は家を出て運転手つきの車に乗り、出かけていくのだった…

一応ホラーという扱いなので、まあ期待するのはこの人形とは?ですね。
監督はウィリアム・ブレント・ベル、今後見たい作品のある監督です。
主演はローレン・コーハン、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14011774.html でマーサ役、「オール・アイズ・オン・ミー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15313536.html にも出演していました。

物語は、離婚した夫から逃げてイギリスにわたってベビーシッターの職を得た女性のお話でした。 しかし着いてみると、 そこにいたのは老夫婦と、一体のビスクでした。 子守りはこの人形? この老夫婦はおかしいのか? しかし配達人のマルコムは、すべてを理解するように普通に接しているんですね。
実は彼は、知っていることと、知らないことがあるようで、ただ、この夫婦のことは、信頼している感じでした。
展開としては、この後人形がだんだん恐怖の対象になっていくと思うんですが、まさかのどんでん返しというか、想像とは違う結末でした。 これはこれで嫌な感じでしたが。

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ベビーシッターのためにイギリスに

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しかしブラームスビスクドールだった

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生活用品を運ぶマルコム

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老夫婦は旅行に出かけ

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ブラームスとの生活が始るのだが

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