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黒い箱のアリス

2017年作品、サドラック・ゴンザレス=ペレジョン監督、ロウェナ・マクドネル ジュリアン・ニコルソン エデ・リサンデル マーク・ピゲネル出演。

少女のアリス(ロウェナ・マクドネル)は右腕の先を失っていて、義手が届けられた。 医師(ダニエル・M・ジャコブス)からその手ほどきを受ける。 父・アダム(ジュリアン・ニコルソン)がついて、義手の訓練が始まるが、アリスは父に対して反抗的で、すぐにできないと止めてしまう。 そして 「ママと散歩に行く」 という犬と一緒に散歩に行ってしまうのだった。 犬には発声器が付けられていて、母親のような会話ができるのだった。
彼女は父の起こした事故により母を失い、また自らも右腕を失ってしまったのだった。 機械の義手をつけ、人間の言葉を話せる装置をつけた愛犬をママと呼び、周囲に心を閉ざしているのだった。
機械の義手は、彼女の意志によって動作ができるというものだった。 太いものを掴むのは容易だったが、細いものを掴むのは難しい。
そんなある日、アリスが一人で、森の中に行くと、見知らぬ黒い立方体を発見する。わけのわからない物体に驚くアリス。 そして左手で触れると反応し、小さな空間が出現して、中に彼女自身の筆跡で 「彼らを信じないで!」 と書かれた一通の手紙を見つける。
ほどなくして父が森で倒れていたという姉弟を連れてくる。 姉・エリカ(エデ・リサンデル)が血を流しており、弟・ポール(マーク・ピネゲル)は声が出ない。 姉がつきあっている男・デヴィッド(ウィル・ハドソン)に暴力を振るわれ、逆に殴り返してきたので、もっとひどいことされたらしかった。
追ってくるかもしれないというので、匿ってほしいという事だった。 警察を呼ぼうとするのだが、日が明けてからと言われ、二人をしばらくいさせることにする父娘だった。
そして夜に外で人影がちらっと見えたアリス、父は用心のため、当たりを見回りに行く。
そしてまたアリスはあの黒い物体に所に行くと、今回は中に、ICチップがあった。 それをスマホにつけると、彼女の声で、あることを指示してくるのだった。 それは恐ろしい計画だった。 しかしアリスはそれがどうしてもできない。 そしてその夜惨劇が起きるのだった…

なかなか変わったSF作品でしょうね。 ジャンルはやはりSFでしょう。
監督はサドラック・ゴンザレス=ペレジョン、初監督作品でしょうね。
主演はロウェナ・マクドネル、彼女はこれからもっと起用されるかもしれませんね。

物語はちょっと変わった展開ですね。 おそらく近未来のお話でしょう。 義手は、その装着した人間の念じる力で動くようです。 手塚治虫作品にこういう話がありましたね。 そして犬が人間としっかり会話できる発声器をつけている所も。
父と娘には大きな壁が生じています。 父の運転から母と、自分の右腕を失ったアリス、しかしそこに姉弟が紛れ込んだことで、話は急展開をしていきます。
この二人、特に姉が何とも胡散臭いんですね。 弟はアリスを、姉はアダムを誘惑していきます。
しかしこの黒い物体、はじめは見ている方はピンとこないんですが、どうやら何かの転送装置だという事がわかってきます。 そしてこの装置、彼女の持っている技手と同じ感じの機械だという事も。
何か邦画の「GANTZ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=GANTZ&sk=0 をイメージさせますね。 予算の問題か球体ではなくキューブでしたが、見ている人はこれでピンと来ることでしょう。
再び幸せを取り戻せるのか? そんな父と娘の物語です。(未体験18)

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義手が届いた

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装着するが、違和感と、不快感があるアリス

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森で見つけたキューブ

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そして姉弟がやってくる

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油断の出来ない存在だった

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