anttiorbの映画、映像の世界

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ジャッカルズ

2017年作品、ケヴィン・グルタート監督、デボラ・カーラ・アンガー スティーヴン・ドーフ ジョナサン・シェック ベン・サリバン 出演。

1983年。 男二人が乗っている車を、二人組の覆面の男たちが襲った。 一人の男を拉致し、残りの男の気を失わせ、そのまま走り去っていく。 覆面を脱いだ二人は中年で、襲われた二人はまだ若い男たちだった。
一方、到着を待っている家族がいた。 赤ん坊のいる若い女性、そしてその義兄と義母のようで、不安そうな表情だった。 そこに、先ほどの覆面の男たちが若い男を連れてきた。
拉致された男は、カルト教団に入信してしまった息子ジャスティン(ベン・サリバン)で、彼をを取り戻すため、母親のキャシー(デボラ・カーラ・アンガー)、父親のアンドリュー(ジョナサン・シェック)、兄のキャンベル(ニック・ルー)のパウエル一家と、ジャスティンの恋人サマンサ(チェルシー・リケッツ)の4人は、カルト対策の専門家ジミー(スティーヴン・ドーフ)を雇い、ジャスティンを教団から強制拉致してきたのだった。
彼らはジャスティンを人里離れた山荘に監禁し、洗脳を解くための治療を開始するが、人が変わってしまったジャスティンは自分のことを “タナトス” だと言い張り、全く別人のような言動を繰り返す。
そしてその夜、仮面を被った狂気のカルト集団 “ジャッカルズ” が山荘を包囲し、ゆっくりと屋内への攻撃を開始する。
パウエル一家は血まみれになって戦いながら、追い詰められていく。 恐怖の夜は更けていく・・・

監督はケヴィン・グルタート、「ソウ ザ・ファイナル 3D」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15163982.html  「ソウ6」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15162655.html 「ジェサベル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14972143.html の監督ですが、こういう猟奇的なのは得意のようですね。
主演はデボラ=カーラ・アンガー、「サイレント・ヒル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%B5%A5%A4%A5%EC%A5%F3%A5%C8%A5%D2%A5%EB のダリア役で有名になりましたね。
なんとこれは実話なんですね。 ホラーの範疇かもしれませんが、確かにこれは最近味わえないような怖さがありました。

物語は、深夜寝静まっている一軒の家に侵入する、侵入者の視線のカメラの映像から始まります。 強盗?泥棒?、2階で眠っている寝室夫婦に気づかれ、殺害した後、若い女性の部屋に。 しかしその女性は、顔見知りのようでただならぬ気配を感じ、父と母の変わり果てた姿を見て取り乱します。 そして殺されてしまうんですね。
そして本編に入って行く感じですが、これはカルト集団に洗脳された息子を取り戻そうとする、ある一家のお話となっています。
この題名の由来は、このカルト集団は、み んな獣の仮面をかぶっ ているからです。おそらくこの集団の名前が題名なんでしょう。
ジャスティンという息子は、狂気に満ちた態度を見せ、自分のことを “タナトス” と言い通します。そ してニックという、金で雇った男に洗脳を解く依頼をした家族ですが、実はこの家族、どうやら過去にいろいろあったようで、父と母は離婚をしており、兄と洗脳された弟は、必ずしも仲がいいわけではないようです。
何が怖いかというと、“タナトス” を取り戻しに来たカルト集団が不気味なんですね。一気に襲撃するではなく、一人一人というか、家族の側がおびき出されるようにだんだんと痛めつけていく、そんな感じなんですね。
どうも私は、この集団は、ジャスティンの希望通りのことをじっくりやっている気がしてなりません。 それはラストの解釈にもよると思うんですがね。(未体験18)

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連れて来られたジャスティ

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ニックはジャスティンの洗脳をとこうとするが

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外にただならぬ気配が

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そして外に現れたのは

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カルト集団だった

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