anttiorbの映画、映像の世界

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ペーパー・ムーン

1973年作品、ピーター・ボグダノヴィッチ監督、ライアン・オニール テイタム・オニール マデリーン・カーン ジョン・ヒラーマン出演。

アディ(テイタム・オニール)は9つ。 母親が自動車事故で亡くなった今、身寄りはミズーリにいる叔母だけだった。 形ばかりの埋葬の場で、モーゼ(ライアン・オニール)は、牧師夫婦からアディを叔母の家に届けるように頼まれてしまった。 アディの母は、酒場づとめをしていて、モーゼと深い関係にあったのだ。
ついミズーリへ聖書のセールスに行くといってしまった手前、渋々引き受けざるをえなかった。 しかし、彼は転んでもただで起きる男ではない。 交通事故を起こした男の兄を訪ね、示談金200ドルをせしめ、その金でいままで乗っていたボロの30年型フォードを新車に買い替え、邪魔っけになったアディを汽車に乗せてあさらばしようとした。
ところが、アディは眼から鼻に抜けると いう言葉がぴったりのお利口者だった。 モーゼが200ドルカモるのを立ち聞きして、小腹がすきはいったカフェで、私のお金だから返してと主張する。 返してくれなければ汽車に乗らないと。 会ったこともない叔母の家へ行っても冷たくされるかもしれないし、それ以上になんとなく、このモーゼという男が気に入っていたのだ。
近所のカミさん連中から、あんたのパパはモーゼかもしれないと聞かされたこともある。 そういえば、アゴの線がそっくりだ。 モーゼにしてみれば、いきなり母なし子の父にされてはたまらないけれども、金を使ってしまった以上、方法がない、子連れセールスといくよりしかたない。
彼の聖書の売り方は、新聞の死亡記事を見て、未亡人を訪ね、彼女の名前を金文字で入れた聖書を見せて、亡くなったご主人に注文されて参上したとまくしたてる。ついホロッときた未亡人から、まんまと小金をせしめる、というやり方だった。
やがて、車の中からこの方法を見ていたアディが口をはさむようになる。 相手が金持ちとみればふっかけ、貧乏人とみればタダ、ヤバイとみればモーゼの手を引いてドロンという寸法だ。
モーゼは彼女の才覚を見直した。 父と娘のふりをすれば仕事もやりやすくなるというものだ。 その結果、ボロかせぎはできたのだが、サギ道中で金廻りがよくなるとモーゼの浮気虫が動き出すのだった・・・

今年一発目の 「午前10時の映画祭8」 でした。
監督はピーター・ボグダノヴィッチ、見た作品では 「マイ・ファニー・レディ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14056152.html が一番新しいです。
主演はライアン・オニールとテイタムの父娘ですね。 ライアンの作品はおそらくはじめて見ますが、テイタム・オニールは 「がんばれ!ベアーズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14404174.html のアマンダですよね。 この作品の3年後の公開でした。
物語は、母に死なれ、一人になってしまった9歳の少女のお話ですね。 埋葬している時に現れたちょっと軽そうな男、モーゼというんですが、一応アディの母とはちょっとした関係があったようです。
おばがミズーリにいるということで、モーゼは彼女を送る羽目になってしまいます。 彼の仕事は聖書のセールスなんですが、ほとんど詐欺同然の手口なんです。 まずは、アディの母を轢いた車の運転手の家に行き、家族から2000ドルをせしめようとします。 もちろんそんな金はもらえませんが、面倒が嫌な家族は200ドルを支払います。
ここでのやり取りを、アディはしっかり聞いていて、その金は自分が貰うべきお金だと正論を言い切るんですね。 なかなかしっかりものの9歳の少女、そして仕方なく二人のたびが始ります。
本当の親子の競演ということなんですが、劇中は彼は父ではないと言い張ります。そんなちょっと皮肉なところと、実際の私生活がねじれているのが余計リアルな感じを受けてしまいます。
でも最後の別れのシーンはちょっとジーンと来るんですよね。 モノクロ作品ですが、なかなかいい味が出ているロードムービーでした。(10時)

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二人で詐欺をし始める

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たまには失敗も

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言い合いをしながら

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だんだん息が合ってくる

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はたしてミズーリに行って

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