コートニー(エレン・ペイジ)は、妹のテッサ(マディソン・ブリッジス)を自分の一瞬の不注意が引き起こした交通事故で失ってしまった。
医学生となったコートニーは、“人は死んだらどうなるのか” という好奇心を絶えず持っていた。 バリー・ウルフソン博士(キーファー・サザーランド)の指導は厳しく、なかなかしっかりついていくのは大変だった。
ソフィア(カーシー・クレモンズ)は、母から大きな期待をされ、どうしてもここを良い成績で卒業し、立派な医師になることを義務付けられていたが、なかなか暗記が苦手だった。 図書館でなかなか覚えられず泣いていたソフィアをコートニーは慰める。
そして、ソフィアにちょっと手伝って欲しいことがあるという。 彼女は、マリオ(ニーナ・ドブレフ)、ジェイミー(ジェームズ・ノートン)にも、声を掛け、それは、今は使われていない病錬に呼び出しある実験を手伝ってほしいというものだった。
それは、禁断の臨死実験だった。 臨死体験をした人間が、いろんな映像を見る経験を語る。 その時の脳の動きを調べたいということだった。
自分の心臓を止めて1分後に蘇生させてほしいと仲間たちに持ちかけるコートニー。ジェイミーがまずその話に乗り、マリオも彼に従うが、ソフィアは嫌がり、見張り役をすることに。
しかし手順どおりにやってもなかなか蘇生がうまく行かない。 マリオが先輩格のレイ(ディエゴ・ルナ)を呼び、何かあると思っていたレイは、手際よく何とかコートニーを蘇生させる事に成功する。
やがて死後の世界を垣間見て生き返ったコートニーは、過去に覚えたピアノを鮮やかに演奏したり、一度読んだだけの医学書の細部を覚えていたりと驚くべき不思議な能力が覚醒する。
そんな彼女を見て、仲間たちは競って臨死実験の実験台となり、1分から2分、2分から3分と臨死時間を延ばし、エスカレートさせていくのだった。 だが、臨死時間が7分を過ぎたとき、凄惨な現象が彼らに襲いかかる…
リブートというんでしょうか、それとも続編?
監督はニールス・アルデン・オプレヴ、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/3706777.html 「デッドマン・ダウン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13739414.html を観ています。
主演はエレン・ペイジ、「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14584459.html 「X-MEN: フューチャー&パスト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11672306.html に出演しています。
さて、この作品、今に舞台を移したリブート作品かと思いましたが、意味ありげにサザーランドが出ているんですよね。 前作の1990年版 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4488282.html でネルソン・ライト役で主演でしたが、今作の教授の名前は“バリー・ウルフソン” なんですね。 同一人物ではない? ただ、一箇所気になるセリフを言うんですが。
さて物語は、5人の医学生臨死体験をし始めるお話。 言いだしっぺのコートニーは、死後の世界を見たいというよりも、死んだ妹に会いたいという気持ちがあったんですね。 なんとなく、臨死のときにあの事故現場に行った彼女でしたが、光の粒子を見たところで体に引き戻されました。
そして劇的に変わった彼女を見て仲間がこぞって自分たちも体験すると言い出します。 このあたりは過去作と一緒ですね。 しかし体験した人間には研ぎ澄まされた能力とともに、ある別のものが見えたり感じたりするようになってくるんですね。
そしてそれはそれぞれの気持ちを震わし、恐怖の体験、悲しい体験になって行きます。
ホラー的な要素もあるミステリー、しかしそこでは終わらない展開の作品ですね。
いったんは死んだことになったコートニー
ジェイミーが率先して蘇生を行うが
そして次々と臨死を体験する仲間たち
なんとなく5人が何かをしていることに気がつく教授
そして異常な現象と
幻覚を見始める体験者たち