1990年作品、キャスリン・ビグロー監督、ジェイミー・リー・カーティス主演。
ニューヨーク・ポリス・アカデミーを卒業し、生涯の夢だった警官になったメーガン・ターナー(ジェイミー・リー・カーティス)は、憧れの制服を着れたことに喜んでいた。 しかし、パトロールの第1夜にスーパーマーケットの押し入り強盗を目撃し、彼女は犯人を射殺する。 目撃者の話はおおむね彼女の言うとおりだったが、現場から犯人の銃が発見されず、はっきりとした証言も得られなかったことにより、メーガンは停職処分をうけてしまう。 実はその銃は、現場に居合わせた株のエグゼクティヴ、ユージン・ハント(ロン・シルヴァー)が盗んでいたのだった。
銃を持ち去ったハントはある日、ビジネスで抱えたストレスのあまり自暴自棄になって泥酔し、不意に拳銃で通りがかりの人間を射殺する。 銃の持つ圧倒的な暴力に魅了されたハントは、銃を手に入れた時に見た、“圧倒的な力” の象徴であるメーガンの名を薬莢に彫り込み、深夜のニューヨークで無差別殺人を繰り返してゆく。
殺人課のニック刑事(クランシー・ブラウン)の監視のもと、混乱の日々を過ごすメーガンは、ある雨の日ハントと出会う。 ハントの正体を知らないメーガンは、仕事を干されたもやもやの中、彼の優しい言葉にほだされていく。
やがて彼と激しい恋におちるが、ある夜ハントから自分が犯人であることを告白されたメーガンは、彼を逮捕することを決意する。
しかし強力な弁護士がつき、確実な証拠もつかめないままメーガンが手をこまねいているうちに、ハントは彼女の親友のトレーシー(エリザベス・ペーニャ)を射殺し、ニックも彼の銃弾に倒れてしまうのだった…
監督はキャスリン・ビグロー、「ハート・ロッカー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6752394.html 「ゼロ・ダーク・サーティ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8635346.html と、戦争、テロを題材とした衝撃作を連発した女性監督ですが、初期はなかなか硬派なサスペンスを撮っていますね。
主演はジェイミー・リー・カーティス、「ザ・フォッグ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13601908.html 「テラートレイン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14611514.html の2作はちょうど10年前の作品でしたが、あまり10年経っても変わっていないですね。
彼女の制服姿がかっこいいというか、決まってますね。 しかしこの制服が引き立つだけに、この後彼女は、殺人犯との対決になって行ってしまうんですね。
監督は、冒頭から彼女のこのNYPDの制服姿を何度も映してくるんですね。 そこには彼女の憧れの職業と、女性としてまだまだ低い地位で苦労するだろうという、周囲の男たちのあざけりの匂いがしてきます。
皮肉なもんで犯人のハントは、そんな彼女に魅せられて銃を撃ちまくり連続殺人犯に変貌していきます。 最後の闘いもなかなかハードですが、ジェイミー・リー・カーティスの代表作ではないでしょうか。
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憧れの制服を着れたメーガン
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