anttiorbの映画、映像の世界

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宇宙人王(ワン)さんとの遭遇

2011年作品、アントニオ・マネッティマルコ・マネッティ監督、エンニオ・ファンタスティキーニ フランチェスカ・クティカ ジュリエット・エセイ・ジョセフ アントネット・モッローニ出演。

ガイア(フランチェスカ・クティカ)のところにいきなり連絡があった。 彼女はイタリア人の中国語の通訳ができる女性。 すぐに来てくれるかとせかされるように仕事の依頼を受けるのだが、詳しい内容は伏せられていた。しかし、2時間2000ユーロという高給につられた中国語翻訳家のガイアは、そのオファーを受けるのだった。
そして、これから行くところは極秘なのでと言われ、目隠しをされある場所に連れてこられたガイア。
国家のために働いているというイタリア秘密警察のキュルティ(エンニオ・ファンタスティキーニ)に連れられ、暗闇の中で、ある相手の通訳をすることとなった。 その相手とは、友好的で愛嬌があり、流暢に中国語を話す人物だった。
キュルティの質問は彼女にとってなかなか理解できない事だった。 相手がどうして中国語を話すのか? そんなやり取りが開始される。 なかなか事情を理解できないガイアは、ついついキュルティに質問をしてしまい、その都度通訳に専念しろと言われ、彼をいら立たせてしまう。
しばしの休憩中、相手が見えないと仕事が難しい胸を話すと、それでは決して他言しないという条件で、その中国語の相手の姿を見ることになるガイア。
彼は宇宙人だった。 仮に、王(ワン)さん(リ・ヤング)と呼び始めるキュルティ。 王はローマには文化交流のために来たと彼は話すが、それを不審に思うキュルティは、王さんに対して執拗に尋問を行い、やがてとうとう拷問の手段に出る。
拷問のストレスに耐え切れず、ついにパニックを起こした王さんの悲痛な姿に、ガイアは同情し、脱出して人権 団体へ逃げ込むことを提案するのだったが…

前から見たいと思っていたカルト的な作品です。
監督はアントニオ・マネッティマルコ・マネッティ、の二人ですね。 前作も二人で撮っているようです。
主演のキュルティ役はエンニオ・ファンタスティキーニ、「これが私の人生設計」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13969580.html を見ています。
物語はいきなり通訳の仕事で秘密警察の呼ばれた中国語翻訳家のお話ですね。 彼女は美しい女性ですが、厳重な秘密の場所に目隠しをされて連れて行かれた時から、尋常でない仕事だと分かりますが2時間2000ユーロという破格の値段からも危なさが漂ってきますよね?
そこにいたのは異形の宇宙人でした。 見た瞬間にガイアは逃げ出そうとしますが、もう後戻りはできません。 しかし話していくうちに、“王(ワン)” と呼ばれるこの宇宙人が、実に紳士的で、理路整然と受け答えをする姿と、対して威圧的で感情的になっていくキュルティを比べ、王さんに肩入れしていくんですね。
人権保護が宇宙人に通じるのか?とうとう彼女は意を決した行動をとることになるんですが。
これは実にラストが面白い、まあ予期できるんですが、それにしてもシュールで面白い設定のSF作品ですね。

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宇宙から宇宙船が

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ガイアは目隠しをされ、部屋に入ると

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はじめは暗かったが、明るくされると

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なぜか中国語を流暢に話す“王さん”

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謎の物体

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