anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ナインイレヴン 運命を分けた日

2017年作品、マルティン・ギギ監督、チャーリー・シーン主演。

2001年9月11日、ニューヨーク。
世界貿易センタービル・ノースタワー内では、二人の男女が弁護士事務所で離婚調停中だった。
夫のジェフリー(チャーリー・シーン)は、ウォール街の億万長者だが、家庭を顧みない男だった。 結局長年連れ添った妻・イヴ(ジーナ・ガーション)は、ジェフリーに愛想をつかして離婚することを決意した。
しかし離婚したくないジェフリーは妻を説得するが、それがまた口論となってしまい、亀裂は深まるばかり、二人の話は平行線をたどっていた。
ビルの保全技術者のエディは、顔なじみのインターコムのオペレーターであるメッツィー(ウーピー・ゴールドバーグ)から100ドル借りていた。 笑いながら早く返せと催促されている。
バイクメッセンジャーのマイケル(ウッド・ハリス)は、今日が娘の誕生日だった。 妻のホーリー(フォーン・チェンバーズ・ワトシンス)と一緒に早く仕事を終え祝う事にしている。
その日は空は晴れ、普通の1日だった。 WTCのエレベーターには多くの人が乗り込み、そして降りていく。 そして今、中にはバイクメッセンジャーのマイケル、派手な服装のティナ(オルガ・フォンダ)、ビルの保全技術者のエディ、そしてジェフリーとイヴが乗ることになった。
突如、衝撃が走った。 今まで経験したことのない揺れが起き、5人は衝撃を受ける。 ビルに正体不明の飛行機が激突し、彼らは北棟の38階辺りに閉じ込められてしまう。 しかしまだ5人はその現実を知らない。
何か緊急時に連絡が取れるインターコムも通じない。 外部との唯一の通信手段はしばらくして復旧するが、インターコムを通じて話せるエディの同僚でオペレーターのメッツィーから、衝撃的な話を聞く。 そして、彼女からアドバイスを受けながら脱出の方法を探るエディたちだったが…

私はこの事件の作品をまだ見ていません。 あまりの衝撃な出来事だったので、関連作品はなるべく避けてきました。 そろそろ見てもいいのかな? そんな感じで公開されたのは今作でした。
監督はマルティン・ギギ、過去に日本未公開作品があるようですが初めてですね。主演はチャーリー・シーンになるんでしょうね。 エレベーターに取り残された5人の物語で、必死に5人にギリギリまで付き合うオペレーターのメッツィーが主に多くの登場をしていきます。
彼の近作は、「マチェーテ・キルズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11194337.html になってしまいますかね? プライベートではHIV感染だったり、破産だったり、大分追いつめられている印象のチャーリーですが、今作はなかなかの熱演、やはり存在感が大きかったです。
そしてウーピー・ゴールドバーグ、近作は 「ミュータント・タートルズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12708457.html ですね。 彼女の今回の役割は大変きつい、悲しい役どころでした。
物語はこの危機的状況の5人が、なんとか脱出を試みるお話。 はじめは何が起こっているかわからない5人、しかしまずメッツィーが事態を把握し、今の彼らの置かれている状況を伝え、上階で火事が起こっており、本来なら救出に行くはずの消防隊員はそちらに向かっていることを伝えます。
見ている人たちは、このビルが崩壊するのを知っていますが、彼らは自力で脱出するしかないんですよね。
しかし、この世界的大事件であり、尋常でないテロ事件、本当に見ていて心が苦しくなります。 ラストにこのテロによって命を落とした犠牲者、そして救助に当たりながら命を落とした救急隊員に、捧げるというテロップが流れますが、なんとも言葉の無いお話でした。

イメージ 1
いつもの1日が始まる、所定の部屋に詰めるメッツィー

イメージ 2
離婚調停中だったジェフリー

イメージ 3
そして妻のイヴ

イメージ 4
そして乗り合わせた5人

イメージ 5
そこに起こった大災害

イメージ 6
墜落に備える

イメージ 7
果たして脱出は?

イメージ 8