2017年作品、アンナ・フォースター監督、ケイト・ベッキンセイル主演。
長老殺しの罪により同胞から追放され逃亡の日々を送るセリーン(ケイト・ベッキンセイル)、一方ライカンは、今までまとまることが無かった一族を、強力な力で統率をするマリウス( トビアス・メンジーズ)の登場により、ヴァンパイアは次第に劣勢になって行っていた。
トーマス(チャールズ・ダンス)は、今までのことを水に流し、優秀で強いライカンの処刑人のセリーンを呼び戻し、兵士たちを教えてライカンの襲撃に備えることの重要性をセミラ (ララ・パルヴァー )に説得に来た。 そしてセリーンの特殊な能力によって息子のデヴィッド(テオ・ジェームズ)が生き返ったことを話すとセミラは、一緒に元老院を説得することに同意する。
マリウス率いるライカン族も、セリーンの行方を追っていた。 それは彼女の娘のイヴ(インディア・アイズリー)の居所を突き止めたいからだったが、実はセリーンもイヴの居場所を知らないのだった。
普通のヴァンパイアなら死んでしまう毒を盛り、彼女の動きを止め、血を抜き始めるセミラ。 トーマスとデヴィッドは彼女を救出に向かうのだったが…
セリーンは苦闘の末長老を殺し、そのためにヴァンパイアから追放の憂き目になってしまいました。 しかしとヴァンパイア族とライカン族の混血のマイケルとの間に生まれたイヴの存在が、再び彼女に危機が襲いかかってくるというお話、シリーズ5作目ですね。
これは1作目 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4145313.html から一貫して狼族=ライカンと、吸血族=ヴァンパイアの話を描いていますね。 一旦「ビギンズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4195490.html でそもそもの抗争の出発点が描かれ、前作では元の路線に戻りました。
新たにイヴの存在が明かされ、さらに前作では人間の存在もクローズアップされますが、今作は一応のライカン族との戦いにある種決着編となっていますね。
ヴァンパイアの弱点は日の光、これにあたると燃え上がり死んでしまう。 しかしセリーンにはこれが当てはまらないんですね。
そしてマリウス、今作では知性を持たずただただ戦闘的なライカン族を、見事に統率していきます。 しかし一体どうしてそんな特殊な能力を持っているのか? それはセリーンにも大きな因縁あることから始まっているんですね。
主演のケイト・ベッキンセイル、このシリーズ以外にも 「トータル・リコール」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6859689.html では悪役を、「ホワイトアウト 」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10429874.html では極寒の地での作品に主演。
このシリーズの1、2作の監督のレン・ワイスマンとは離婚をするようですが、今作の監督はアンナ・フォースター、仕事としての監督と女優に戻っていくんでしょうかね?
今作は一応の決着を見た感じですが、イヴの存在を設定するとまだ続編が続いて行くのかもしれませんね。