1993年作品、ギレルモ・デル・トロ監督、フェデリコ・ルッピ、ロン・パールマン出演。
中世の錬金術師によって作られた不老不死を実現するかわり人を人ならぬ者へと変容させる生ける機械 「クロノス」。 しかし恐ろしいこの機械は人間の手に渡ってはいけないという事で、天使像に封印されていた。
骨董商人のヘスス(フェデリコ・ルッピ)はクロノスを偶然発見してしまう。 知らずにクロノスを動かしてしまい、ぜんまい仕掛けの小さなその機械に血を吸われてしまう。 それ以来ヘススの身体に異変が現れた。
しかしクロノスの不老不死の力を狙う富豪(クラウディオ・ブルック)は乱暴者の甥(ロン・パールマン)に命じてヘススを襲わせる。 甥は勢い余ってヘススを殺してしまった。
しかし、クロノスによってすでに人間ではない存在になっていたヘススは甦り、怪物じみた己の姿におののきながらも富豪と甥を殺し、その血を啜るのだった…
デル・トロ監督の長編デビュー作ですね。 原題どおりですが、ビデオ作品になった時は副題がついていました。
監督の近作は 「クリムゾン・ピーク」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13808798.html ですが、やはり見たいのは 「パシフィック・リム」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10035578.html の続編ですね。
主演はフェデリコ・ルッピ、監督作品の 「パンズ・ラビリンス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5997205.html に出演歴があります。 アルゼンチンの役者さんですかね。
物語は、謎の機械に魅入られ、不死の力を持ってしまった男の話です。 簡単に言うとヴァンパイアになってしまう機械を見つけてしまったという事ですね。 そして思わずスィッチを入れ、刺されてしまう。
そこから彼の運命は急展開をしてしまうんですが、ただ不老不死というキーワードに群がってくる輩がいたのが不幸な事でした。 ロン・パールマンが嫌な役で出てきますが、彼もデル・トロ作品の常連ですね。
ちょっと変わった吸血鬼ものでした。