anttiorbの映画、映像の世界

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1954年作品、フェデリコ・フェリーニ監督、アンソニー・クイン ジュリエッタ・マシーナ リチャード・ベイスハート アルド・シルヴァーニ出演。

旅芸人のザンパノ(アンソニー・クイン)は芸の手伝いをする女が死んでしまったため、その姉妹のジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)をタダ同然で買い取った。粗野で暴力を振るうザンパノと、頭が弱いが心の素直なジェルソミーナは一緒に旅に出る。
道化の格好で芸をするジェルソミーナ。 新しい生活にささやかな幸福さえ感じていたのだが、ザンパノの態度に嫌気が差し、街へと逃げていく。 そこで陽気な綱渡り芸人(リチャード・ベイスハート)に出会う。 ジェルソミーナはザンパノに連れ戻されるが、イル・マットのいるサーカス団に合流することになる。
イル・マットはザンパノと古くからの知り合いらしく、何かとからかってザンパノを逆上させる。ある日、我慢の限界を超えたザンパノはナイフを持って追いかけるのだが、その行いで逮捕されてしまう。
綱渡り芸人はサーカス団から追放され、ジェルソミーナに助言を与え去って行く。 翌日、ジェルソミーナは釈放されたザンパノを迎え、2人だけで芸をする日々をすごした。しかしそんな生活は長く続かなかった・・・
 
見たかった名作です。
監督はフェデリコ・フェリーニ、「8 1/2」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14593290.html を記事にしていますが、まだまだですね。
主演はアンソニー・クイン、「ゴースト・ブレーカーズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15989099.html に出演していました。
ジュリエッタ・マシーナは、初めて出演作を見ます。 監督の奥様ですが、女優としてもこの作品だけでなく、大変評価の高かった方のようですね。
 
物語は鎖きりの芸をし、旅をしながら、その地で大道芸をするザンパノ、そしてそこにやってきたのがジェルソミーナ。 彼女は少し足りないのですが、心は純真で、粗野なザンパノを一生懸命支えます。
そこに現れたのが、どうやらザンパノと因縁がある綱渡り芸人でした。いろんな呼び方をされますが、この二人がどうも肌が合わないんですね。 そしてそれが悲劇を生んでいきます。
 
今作は、貧しさもあるんですが、それを補う純真さを持つジェルソミーナがなんとも哀れなんですね、でもその分とてつもなく可愛いんです。 悲劇のあと二人は別れてしまいますが、その後の悲痛なエンディングが心に刺さります。
 

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彼の芸はこれでした

 

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そして彼女を連れていく

 

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何気に仲良くやる二人だが

 

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純真な彼女

 

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しかし悲劇が起こる

 

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